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アプリで結婚した人の「決め手」は何だったか

公開 2026.08.15 更新 2026.08.16

アプリで出会って結婚した人たちは、何を決め手にしたのか。条件面ではなく、日々の関係の中で「この人と」と思った瞬間について整理しました。

条件は「決め手」になりにくい

年収、身長、学歴。こうした条件は、相手を絞り込む段階では機能しますが、最終的に「この人と結婚しよう」と決めるときの理由にはなりにくいものです。

理由は単純で、条件は比較できてしまうからです。比較できるものは、いつまでも「もっと良い人がいるのでは」という迷いを生みます。

決め手になるのは、比較できないもの——その人と一緒にいるときの自分の状態です。

よく挙がる5つの決め手

共通しているのは、いずれもプロフィールには書かれていないことです。会って、時間を重ねないと分かりません。

見極めるための機会

意識して作ると分かりやすい場面があります。

場面 分かること
予定が崩れたとき 柔軟さ、機嫌の変わり方
店員への態度 立場の弱い相手への接し方
意見が食い違ったとき 話し合えるか、押し通すか
お金の話をしたとき 金銭感覚、将来の考え方
疲れているとき 素の状態。取り繕えない場面

デートの回数を重ねるより、こうした場面をいくつか経験するほうが、判断材料になります。

迷いが消えないとき

「決め手がない」と感じるとき、次の2つの可能性があります。

後者であれば、視点を変えてみてください。「この人と一緒にいる自分は、好きな自分か」という問いのほうが、答えが出やすいことがあります。

決め手は、うまくいっている時ではなく「崩れた時」に見える

楽しい時間を一緒に過ごすことは、たいていの相手とできます。差が出るのは、予定どおりにいかなかった場面です。

実際に「この人だ」と思った瞬間として、よく挙げられるのは次のような場面です。

これらは、意図的に作れる場面ではありません。だからこそ、一定の期間と、ある程度の回数が必要になります。3か月で数回しか会っていない状態では、この情報が集まりません。

一緒に暮らす前提で、確かめておくこと

気持ちとは別に、生活が噛み合うかどうかという問題があります。ここを確かめずに進むと、結婚後につまずきます。

項目 確かめておきたいこと
生活時間 起きる時間、寝る時間、休日の使い方。ここが大きくずれると、日常が噛み合いません
お金 貯蓄の考え方、何にお金を使うか、借入の有無。結婚前に必ず共有すべき項目です
家事の分担 「手伝う」なのか「分担する」なのか。言葉の使い方に考え方が出ます
働き方 結婚後も続けるか、転勤の可能性はあるか
子ども 希望の有無、時期の考え方。ここは早めに一致を確認してください
親との距離 同居の可能性、介護、帰省の頻度
住む場所 お互いの職場、実家との距離

すべてを一度に話す必要はありません。交際が半年ほど続いたら、少しずつ確認していくくらいの進め方で十分です。

子どもを希望する場合は、年齢と妊娠の関係についても知っておく必要があります。年齢と妊娠ブライダルチェックをご覧ください。

確かめる機会は、意図して作れる

「崩れた場面」を待つだけでは、時間がかかります。ある程度は、こちらから機会を作れます。

1. 長い時間を一緒に過ごす。半日、あるいは一日。疲れてからの態度に、その人が出ます。3時間のデートを5回重ねるより、1日を2回のほうが多くのことが分かります。

2. 一泊の旅行に行く。荷造り、計画の立て方、予定が崩れたときの対応、朝の様子。短期間で、生活の相性が一気に見えます。

3. お互いの日常に入る。相手の住む街を歩く、行きつけの店に行く、部屋を見る。整理整頓、金銭感覚、生活のリズムが、そのまま現れます。

4. 意見の違う話題を、一度は出す。避けてばかりでは分かりません。「そこは考えが違いますね」となったときに、どう扱うか。違いがあること自体は問題ではなく、扱い方が問題です。

5. 友人に会わせる。他人との接し方、こちらの友人への態度。自分では気づかない点を、友人が指摘してくれることもあります。

迷いを、分解してみる

「悪くないけれど、決めきれない」。この状態が続くとき、迷いの中身を分けて考えると、動けるようになります。

1. 相手に対する不安か、結婚そのものへの不安か。これは別のものです。誰と結婚しても不安なのであれば、相手を変えても解決しません。

2. 具体的に言える不満があるか。言葉にできる不満(お金の使い方、連絡の頻度)は、話し合いで変わる可能性があります。言葉にできないものは、時間が経っても変わらないことが多い。

3. 「もっといい人がいるかも」という迷いか。この迷いには終わりがありません。条件は必ず上がいます。比べる相手は、実在する候補だけにしてください。想像上の誰かと比べているなら、それは考えても答えの出ない問いです。

4. 期限を切ってみる。「3か月後に決める」と決めると、見るべきものが絞られます。だらだら続けるほど、判断は鈍ります。

「一緒にいて、自分が自然でいられるか」
多くの方が最後に挙げるのが、この一点です。気を張らなくていい、無理に話を作らなくていい、黙っていても平気。条件のうえで優れた相手より、この感覚がある相手を選んだ、という話は非常によく聞きます。判断に迷ったら、ここに立ち戻ってみてください。

決め手がなくても、決められる

最後に、正直なことを書いておきます。「これだ」という決定的な瞬間がないまま結婚した人も、たくさんいます。

「稲妻に打たれるような感覚」を待っていると、いつまでも決まりません。実際に多いのは、気づいたら一緒にいるのが当たり前になっていたという形です。決め手は、あとから振り返って言葉になることのほうが多いのです。

それでも、決断の前に確認しておきたいことが3つあります。

3つとも「はい」なら、決め手がなくても十分です。逆に、条件がすべて揃っていても、この3つに詰まるなら、時期尚早です。

結婚までの具体的な段取りは結婚までの流れに、ご家族への紹介は親への紹介にまとめています。

迷いが、後から戻ってきたとき

いったん決めたあとに、また迷いが出ることがあります。これは珍しいことではありません。

まず、迷いの種類を分けてください。

迷いの種類 見分け方 考え方
結婚そのものへの不安 相手が誰でも、同じ不安が出る 相手を変えても解決しません
準備の疲れ 式や引っ越しの話でぶつかっている 休めば戻ります。準備の話をしない日を作る
具体的な不満 言葉にできる。金銭感覚、家族のこと 話し合う余地があります
言葉にできない違和感 説明できないが、引っかかる 時間が経っても変わらないことが多い。立ち止まる価値があります
他の可能性への未練 「もっといい人が」という形 この迷いに終わりはありません

いちばん注意すべきは、4番目です。言葉にできる不満は、話し合いで変わる可能性があります。けれど、言葉にできない違和感は、時間が経っても残ることが多いのです。

この場合、進める前に立ち止まってください。日程を延ばすことは、取り返しのつかないことではありません。結婚してから気づくより、はるかに損失が小さくて済みます。

そして、迷いを相手に隠さないでください。「少し考えたいことがある」と伝えられる関係かどうかも、大切な判断材料です。

決めたあとに、起きること

決断したあとの流れも、知っておくと安心です。多くの人が、同じところで戸惑います。

1. 現実的な話が、一気に増える。お金、住まい、両家、式。恋愛の時期とは、話す内容がまったく変わります。ここで「こんなはずでは」と感じる方がいますが、通常の過程です。

2. 相手の家族が、関わってくる。二人だけの関係ではなくなります。自分の親とは自分が話す——この役割分担を守ると、こじれにくくなります(親への紹介)。

3. 意見の違いが、はっきり出る。これまで避けていた話題に、正面から向き合うことになります。違いが出ること自体は、悪いことではありません。扱い方が問題です。

4. 疲れて、喧嘩が増える時期がある。準備が本格化すると、余裕がなくなります。準備の話をしない日を、週に1日作ってください。

5. 周囲の反応に、揺さぶられる。友人や家族の言葉が気になる時期があります。参考にはしても、決めるのは自分です。

6. 「これでよかったのか」と考える瞬間が来る。ほとんどの人が経験します。それ自体は、間違いの証拠ではありません。

この6つを知っておくと、起きたときに「想定内だ」と受け止められます。準備の全体像は結婚までの流れにまとめました。

決める前に、確かめる10項目

最後に、結婚を決める前のチェックリストを置いておきます。すべてが「はい」である必要はありません。

4番目、5番目、6番目が「いいえ」なら、決める前に話し合ってください。結婚後に食い違うと、修正が難しい項目です。

8番目から10番目は、感覚の問題です。ここが揃っていれば、条件面での不足は、たいてい乗り越えられます。

逆に、条件がすべて揃っていても、下の3つに詰まるなら、時期尚早かもしれません。

よくある質問

「ビビッとくる」感覚は必要ですか?
なくても結婚している人は大勢います。むしろ、時間をかけて「この人なら」と思うようになったという話のほうが多く聞かれます。
交際期間はどれくらいが目安ですか?
人によって大きく異なります。ただ、季節が一巡すると、相手の生活のリズムや、忙しい時期の様子が見えてきます。
親や友人の意見は聞くべきですか?
参考にはなりますが、決めるのは自分です。ただ、周囲が一致して懸念を示す場合は、その理由を聞いてみる価値はあります。
交際期間は、どれくらいが目安ですか?
1年前後で結婚に進む例が多いようです。ただし、年齢や状況によって適切な長さは変わります。大切なのは期間の長さより、四季を一巡していることです。繁忙期、体調を崩す季節、行事の過ごし方。1年あれば、ひととおりの場面を見られます。
周囲の意見は、どこまで聞くべきですか?
参考程度にとどめてください。ただし、あなたをよく知る人が、複数人そろって懸念を示す場合は、一度立ち止まる価値があります。特に、相手の言動について具体的な指摘がある場合は、感情を離れて聞いてみてください。最終的に決めるのは、ご自身です。

監修

結 太朗 /縁結び士・エンムス プロデューサー

監修日:2026-08-15

縁結び士 結太朗の縁結びアプリ

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