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交際から結婚までの流れ|やることと時期の目安

公開 2026.08.15 更新 2026.08.16

交際から結婚まで、何をいつやるのか。全体像が見えていないと不安になります。一般的な流れと、時期の目安をまとめました。

全体の流れ

時期 やること
交際中 価値観のすり合わせ(住まい、仕事、子ども、お金)
プロポーズ後 両家への挨拶、両家顔合わせまたは結納
6か月〜1年前 式場の検討・予約(式を挙げる場合)
3〜6か月前 住まいの準備、健康診断ブライダルチェック
1〜3か月前 各種手続きの確認、招待状(式を挙げる場合)
入籍 婚姻届の提出、氏名変更に伴う各種手続き

式を挙げない場合は、この流れがかなり簡略になります。順序に決まりはなく、二人の都合で組み替えて構いません。

先に話しておきたいこと

結婚の準備でもめる原因の多くは、事前に話していなかったことです。

全部に結論を出す必要はありません。「話し合える関係かどうか」を確かめることのほうが重要です。

健康に関する準備

見落とされがちですが、この時期に済ませておくと後が楽です。

結婚後は生活が変わり、受診の時間を取りにくくなります。時間の融通が利くうちに済ませておいてください。

相談先

結婚前の健康チェック

妊娠を考えている場合は、双方が受ける意味があります。何を受けるべきか分からない段階でも相談できます。

ヒロクリニック 内科

つまずきやすいところ

時期ごとの、やることの目安

全体像が見えていないと、何から手をつけていいか分かりません。入籍を起点に、前後で整理します。

時期 やること
入籍の6か月以上前 お互いの意思確認。プロポーズ。両家への挨拶
4〜6か月前 両家の顔合わせ。結婚指輪の準備。住まいの検討
3〜4か月前 式を挙げるかどうかの決定。挙げるなら会場の予約
2〜3か月前 健康面の確認(ブライダルチェックなど)。職場への報告
1か月前 婚姻届の準備。戸籍謄本の取り寄せ。引っ越しの手配
入籍 婚姻届の提出
入籍後1か月 各種名義変更。健康保険、年金、口座、カード、免許証、パスポート

この表のとおりに進める必要はありません。式を挙げない、入籍だけ先に済ませる、という進め方も一般的です。大切なのは、二人で順番を決めておくことです。

婚姻届の、実務的な話

意外と知られていないことが多いので、必要なものと手順を整理しておきます。

必要なもの

提出先。どちらかの本籍地、または住所地の役所。24時間365日、時間外窓口でも受理されます。記念日に合わせて夜間に出す方も多くいます。

注意点。時間外に提出した場合、その場では受理されず、翌開庁日に不備がないか確認されます。不備があると受理日がずれる可能性があるので、記念日にこだわる場合は、事前に窓口で内容を確認してもらってください。

氏を変える側は、変更手続きが多くなります
免許証、健康保険、年金、銀行口座、クレジットカード、パスポート、各種契約。まとまった時間が必要です。あらかじめ半日ほど確保しておくと、慌てずに済みます。免許証を先に変えておくと、他の手続きで本人確認がスムーズになります。

お金について、先に話しておく

結婚生活でもっとも衝突が起きやすいのが、お金の扱い方です。式の前に話しておいてください。

1. お互いの収入と、借入の有無。奨学金、車のローン、カードの残債。ここを隠したまま結婚すると、後で大きな問題になります。金額そのものより、隠していたことが問題になります。

2. 家計の管理方法。ひとつの財布にまとめるのか、共同の口座に一定額ずつ入れるのか、費目で分担するのか。正解はありませんが、決めておかないと必ずもめます。

3. 貯蓄の目標。いつまでにいくら、何のために。子ども、住宅、老後。目的があると、我慢の意味が共有できます。

4. 式や新生活の費用と、その負担。誰がいくら出すのか。親からの援助があるのか。親が関わる場合は、早めに確認してください。

5. 保険の見直し。独身時代の保険は、結婚後の状況に合っていないことがあります。

この会話は気まずいものですが、話し合えるかどうか自体が、相手を知る機会になります。避ける相手、はぐらかす相手であれば、それも重要な情報です。

健康面で、確認しておきたいこと

結婚前に体の状態を確認しておくことは、子どもを希望する場合はもちろん、そうでない場合にも意味があります。

ブライダルチェック。妊娠や出産に関わる項目を中心に調べる検査です。女性は子宮や卵巣の状態、ホルモン、感染症など。男性は精液の状態や感染症を調べます。女性のブライダルチェック男性のブライダルチェックで、項目と費用をまとめています。

風疹の抗体検査。妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんに影響が出ることがあります。抗体がない場合はワクチンを接種し、接種後2か月は避妊が必要なので、時期を考える必要があります。自治体によっては費用の助成があります。

性感染症の検査。自覚症状がないまま進行するものがあり、不妊の原因になることもあります。性感染症の検査をご覧ください。

一般的な健康診断。血圧、血糖、肝機能。生活習慣は、二人の生活が始まると変わります。結婚前の健康診断にまとめました。

遺伝性疾患に関する相談。ご家族に気になる病歴がある場合、遺伝カウンセリングという選択肢があります。結婚前の遺伝子検査で扱っています。

年齢と妊娠の関係を知っておくことも大切です。年齢と妊娠をご覧ください。

つまずきやすい場面と、その越え方

準備の過程で、多くの二人が同じところでつまずきます。先に知っておくと、慌てずに済みます。

1. 式の規模で意見が割れる。本人たちより、双方の親の希望が食い違うことが多い場面です。「二人で決めたことを、それぞれが自分の親に伝える」という役割分担にすると、こじれにくくなります。

2. 準備の負担が、片方に偏る。不満が溜まる最大の原因です。やることを書き出して、担当を決めてください。「気づいたほうがやる」は、必ず偏ります。

3. 費用が想定を超える。式の見積もりは、打ち合わせのたびに増えていきます。最初に上限を決めて、超えたら何かを削ると決めておいてください。

4. 疲れて、喧嘩が増える。準備の時期は、二人とも余裕がなくなります。準備の話をしない日を作ってください。週に一度でも、普通のデートに戻る日があると持ち直します。

5. 親との関係で消耗する。自分の親とは、自分が話す。相手に矢面に立たせないでください。ここでの守り方を、相手は覚えています。

準備は手段であって、目的ではありません。完璧に整えることより、二人の関係を保ったまま進むことのほうが大切です。

入籍後の、手続き一覧

婚姻届を出したあと、変更手続きが続きます。順番を決めておくと、効率よく進みます。

順番 手続き 場所
1 新しい戸籍・住民票の取得 役所(婚姻届の提出と同時に依頼できます)
2 運転免許証 警察署・免許センター。これを先に変えると、他が楽になります
3 マイナンバーカード 役所
4 健康保険・年金 勤務先(自営業は役所)
5 銀行口座 各金融機関
6 クレジットカード 各カード会社
7 パスポート 旅券窓口
8 携帯電話、各種契約 各社
9 生命保険・損害保険 各社
10 勤務先への届出 職場

順番のコツは、2番目です。運転免許証を先に変えておくと、他の手続きで本人確認書類として使えます。ここを後回しにすると、何度も戸籍謄本を取ることになります。

まとまった時間を確保してください。平日に動く必要があるものが多く、半日から1日は見ておいたほうが安心です。

引っ越しを伴う場合は、住所変更も同時に発生します。転出・転入の届出、電気・ガス・水道、郵便の転送。入籍と引っ越しを同時期にすると、手続きが一度で済む反面、負担も集中します。

準備の分担を、決めておく

準備でもめる原因の多くが、負担の偏りです。先に決めておいてください。

やることを、書き出して分ける

分野 主なやること
役所関係 婚姻届、戸籍謄本の取得、各種届出
住まい 物件探し、契約、引っ越し業者の手配
両家 顔合わせの調整、日程、手土産
式(行う場合) 会場、招待客、衣装、写真、引き出物
お金 予算管理、口座の準備、保険の見直し
健康 検査の予約、結果の共有
職場 報告、休暇の調整

分け方のコツ

そして、準備の話をしない日を作ってください。週に一度でも、普通に過ごす日があると、関係が保てます。準備は手段であって、目的ではありません。

片方が忙しい時期には、無理に分担を守らなくて構いません。お互いの状況に応じて調整できるかどうか——これ自体が、結婚生活の予行演習になります。

先に決めておくと、もめないこと

準備を始める前に、二人で決めておくと、その後がずいぶん楽になることがあります。

とくに1番目と2番目です。この2つが決まっていないと、準備の期間中ずっと揉め続けることになります。

そして、完璧を目指さないでください。準備は手段であって、目的ではありません。

「式の内容」より「二人の関係を保ったまま当日を迎えること」のほうが、はるかに大切です。削れるものは削って、無理のない範囲で進めてください。

よくある質問

交際からどれくらいで結婚するものですか?
人によって大きく異なります。半年で決める人も、数年かける人もいます。年齢や状況によっても変わるので、他人の期間を基準にしないでください。
式を挙げないのは変ですか?
まったく問題ありません。写真だけ、あるいは食事会だけという形も一般的になっています。二人が納得できる形を選んでください。
準備で疲れてしまいました。
よくあることです。全部を完璧にしようとせず、優先順位をつけてください。二人で決めることと、片方に任せることを分けるだけでも負担が減ります。
入籍と式は、どちらを先にすべきですか?
どちらでも構いません。近年は入籍を先に済ませ、式は落ち着いてから、あるいは行わないという形も一般的です。住まいの都合や、手続きの時期で決めてよい問題です。両家に希望がある場合は、先に確認しておいてください。
準備の途中で、気持ちが揺らいでいます。
準備の忙しさによる疲れなのか、相手に対する迷いなのかを、分けて考えてみてください。前者なら、一度立ち止まって休むことで戻ります。後者であれば、進める前に話し合うべきです。日程を延ばすことは、取り返しのつかないことではありません。

監修

竹光 秀司 /ヒロクリニック内科(一般内科・糖尿病内科)

日本糖尿病学会専門医、総合内科専門医
監修日:2026-08-15

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