自己紹介文は、300字あれば十分です。長さより構成が重要で、書く順番を決めておけば、書くこと自体は難しくありません。
300字の内訳
| 順番 | 内容 | 字数 |
|---|---|---|
| 1 | なぜ登録したか | 50字 |
| 2 | 仕事(業種と生活リズム) | 50字 |
| 3 | 休日の過ごし方(具体的に) | 100字 |
| 4 | 人柄が伝わる一言 | 50字 |
| 5 | 締めの言葉 | 50字 |
この順で埋めていけば、それだけで形になります。3番目に最も字数を割いてください。ここが会話のきっかけになります。
最初の1行がすべてを決める
一覧から開いた相手は、最初の1〜2行で読み続けるかを決めます。ここに「なぜ登録したか」を置いてください。
- 「仕事が落ち着いてきたので、一緒に過ごせる人を探しています」
- 「周りが結婚し始めて、自分も真剣に考えるようになりました」
- 「出会いの機会が少ないので、思い切って登録しました」
どれも特別な内容ではありませんが、「この人は何を求めているか」が1行で伝わります。「はじめまして。ご覧いただきありがとうございます」だけでは、この情報が伝わりません。
具体的に書くとはどういうことか
「具体的に」と言われても難しいので、変換例を示します。
| 抽象的 | 具体的 |
|---|---|
| 旅行が好きです | 去年は金沢と松本に行きました。街を歩くのが好きです |
| 映画をよく見ます | 家で配信をまとめて見ます。最近は韓国のドラマにはまっています |
| 料理をします | 週末に作り置きをします。得意なのは煮込み系です |
| スポーツが好きです | 週1でフットサルをしています。10年続けています |
違いは固有名詞と数字です。これがあると、相手が質問しやすくなります。
書き終えたら確認する4点
- 相手が質問できる要素が、2つ以上あるか
- ネガティブな表現が入っていないか
- 条件の羅列になっていないか
- 800字を超えていないか
特に1つ目です。読んだ相手が「これについて聞いてみよう」と思える箇所があるかを確認してください。それがないと、メッセージが来ません。
穴埋めで書ける、300字の型
構成は決まっているので、空欄を埋めるだけで完成します。次の6行を、自分の言葉に置き換えてください。
②仕事は〔勤務形態〕で、〔休みの取り方〕です。
③休日は〔具体的な過ごし方〕をしていることが多いです。最近は〔直近の実例〕をしました。
④〔求めている関係・結婚に対する考え〕を考えています。
⑤〔相手に望むこと〕な方だとうれしいです。
⑥気になることがあれば、何でも聞いてください。よろしくお願いします。
この型が機能するのは、読み手が知りたい順に並んでいるからです。誰か(①)、生活のリズム(②③)、目的(④⑤)、姿勢(⑥)。この順番を崩さないでください。
埋めるときのコツは、③に必ず「最近の実例」を入れることです。「散歩が好きです」ではなく「先週は川沿いを歩きました」。ここが、相手が質問を作る材料になります。
読み手が知りたい5つのこと
何を書くか迷ったら、相手が知りたいことから逆算してください。実際に見られているのは、次の5点です。
| 知りたいこと | 読み手の本音 |
|---|---|
| 会える人かどうか | 住んでいる範囲、休みの取り方。ここが分からないと、会う想像ができません |
| 目的が合うか | 結婚を考えているのか、まず交際からか。曖昧だと声をかけづらい |
| 一緒にいて疲れないか | 休日の過ごし方から、生活のテンポを読んでいます |
| 話が合いそうか | 具体的な興味。共通点が1つでもあると、声をかけやすくなります |
| まともな人か | 文章の丁寧さ、空欄の少なさ、写真との一致 |
この5つが埋まっていれば、300字で十分です。逆に、この5つが抜けたまま1,000字書いても、反応は変わりません。
とくに見落とされがちなのが、1行目の「会える人かどうか」です。住んでいる範囲と休みの取り方は、必ず入れてください。ここが書かれていないだけで、候補から外れることがあります。
書き換えの実例
実際にある文面を、直してみます。変えているのは長さではなく、具体性と順番です。
直す前
直したあと
基本は土日休みで、たまに現場の都合で出ることがあります。
休日は車で少し遠出をして、映画を観たり温泉に寄ったりしています。先月は草津まで行きました。
お付き合いを前提に、2年くらいのうちに結婚できたらと考えています。
一緒にいて気を遣いすぎない方だと、ありがたいです。
気になることがあれば、何でも聞いてください。
変えたのは3点です。①住んでいる範囲と休みを入れた。②趣味に「先月、草津」という実例を足した。③「優しい人」を「気を遣いすぎない」に置き換えた。
とくに③が効きます。「優しい人が好き」は誰でも書くので、情報になりません。自分にとっての「優しい」を、具体的な場面に置き換えてください。「返信を急かさない」「食べ物の好みを聞いてくれる」でも構いません。そのほうが、合う人に届きます。
入れないほうがいい表現
書き足すより、削るほうが効果が大きい場合があります。次の表現は外してください。
- 自虐。「取り柄がありませんが」「こんな自分ですが」。読み手に気を遣わせるだけです
- 否定の羅列。「〇〇な人はお断り」「遊び目的の方は無理です」。条件は選択式の項目で絞れます
- いつ書いたか分からない情報。「今年こそは頑張ります」。年が変わると古びます
- 抽象的な形容詞だけ。「明るい性格です」「真面目です」。自己申告は情報になりません
- 他のアプリや過去の婚活の話。「なかなかいい人がいなくて」。前提が重くなります
- 返信のルール。「返信は遅いです」「即レスできません」は問題ありませんが、「必ず〇日以内に返してください」のような要求は避けてください
- 過度な謙遜。「大した趣味もなく」。書くことがないなら、その行ごと削ります
自己紹介文は、足すほど良くなるものではありません。余計な一文があると、そのぶん本題が薄まります。書き終えたら、「これがなくても伝わる文」を2つ探して削ってください。それだけで読みやすさが変わります。
書いたあと、いつ直すか
プロフィールは、一度書いて終わりではありません。直すタイミングを決めておくと、放置せずに済みます。
2週間経って反応が薄いとき。まず冒頭の1〜2行を書き換えてください。文章より写真のほうが効く場合が多いので、写真とあわせて見直します。
生活が変わったとき。転職、引っ越し、休みの取り方の変化。ここが古いままだと、会う話になったときに食い違います。
季節が変わったとき。「最近は〇〇をしています」の部分だけ差し替えます。更新した利用者を優先表示するアプリもあるので、月1回の手直しは無駄になりません。
やりとりでよく聞かれることがあるとき。同じ質問を何度も受けるなら、それはプロフィールに書いていない情報です。先に書いておけば、会話をもっと先から始められます。
そして、直したら記録してください。「何を変えたら反応がどうなったか」が分かると、次の改善が早くなります。いいねを増やすにはに、2週間単位で試す方法をまとめています。
文字数別の、書き分け
300字を基本としてきましたが、場面によって適した長さは変わります。3つの型を用意しておいてください。
【150字】短く済ませたいとき
土日休みで、休日は車で少し遠出をしています。
お付き合いを前提に、2年くらいのうちに結婚できたらと考えています。
気になることがあれば、何でも聞いてください。
最低限、これで成立します。「誰か」「いつ会えるか」「何を求めているか」が入っていれば足ります。
【300字】標準
上の内容に、休日の具体例と相手に望むことを1行ずつ足します。「先月は草津まで行きました」「一緒にいて気を遣いすぎない方だとうれしいです」。
【500字】婚活型のサービスで、しっかり書くとき
さらに、仕事の内容と結婚後の考え方を足します。「転勤のない部署です」「共働きを希望しています」「家事は分担したいと思っています」。
目安として、1,000字を超えないでください。長くなるほど、最後まで読まれる確率は下がります。読まれない600字より、読まれる300字のほうが効果があります。
伝わっていない表現
書いた本人は伝わっているつもりでも、読む側には何も残らない表現があります。
| 書きがちな表現 | 読む側の受け取り方 |
|---|---|
| 「気軽にメッセージください」 | 誰でも書くので、情報になりません |
| 「明るい性格です」 | 自己申告は判断材料になりません |
| 「普通の会社員です」 | 「普通」が何を指すか分かりません |
| 「よろしくお願いします」だけで終わる | 締めとしては弱く、印象に残りません |
| 「価値観の合う人がいいです」 | どんな価値観かが書かれていません |
| 「趣味は多いほうです」 | 具体例がないと、会話が始まりません |
| 「真剣に探しています」 | 全員が書きます。時期を書くほうが伝わります |
直し方は共通しています。「頻度」「場所」「最近の実例」のどれかを足してください。
- 「明るい性格です」 → 「初対面では静かですが、慣れるとよく話します」
- 「価値観の合う人」 → 「休日は家で過ごすのが好きなので、そういう時間を大事にできる方だとうれしいです」
- 「真剣に探しています」 → 「2年くらいのうちに結婚を考えています」
抽象的な言葉を、場面に置き換える。これだけで、伝わり方がまったく変わります。
そして、書き終えたら1日置いてください。翌日に読み返すと、抽象的な表現が目につきます。その日のうちに公開しないほうが、結果的に良いものになります。
公開する前の、7つの確認
書き終えたら、公開する前に次を確認してください。1分で終わります。
- 1. 住んでいる範囲と、休みの取り方が書いてあるか。会える人かどうかの判断材料です
- 2. 求めている関係が、はっきりしているか
- 3. 相手が質問できる材料が、2つ以上あるか。ここがないと、定型文しか届きません
- 4. 自虐が入っていないか
- 5. 否定形の条件が並んでいないか。「〇〇な人はお断り」
- 6. 3〜4行ごとに、空行が入っているか。詰まっていると読まれません
- 7. スマートフォンの画面で、読み返したか
とくに3番目です。質問の材料がない文は、どれだけ丁寧に書かれていても、相手が声をかけられません。
そして、7番目も忘れないでください。パソコンで書くと、改行の見え方が違います。実際に読まれるのは、スマートフォンの画面です。
この7点を確認したら、公開してください。完璧を目指す必要はありません。2週間運用して、反応を見ながら直していけば十分です。
よくある質問
短すぎると不利ですか?
面白いことを書いたほうがいいですか?
定期的に書き直すべきですか?
敬語で書くべきですか、くだけた文体でもいいですか?
他の人と似た内容になってしまいます。
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