婚活を始めるにあたって体型を変えたい。そう考える方は多いのですが、短期間で無理な減量をすると、体調を崩したり、リバウンドしたりします。期間から逆算した考え方と、医療で対応する選択肢を整理しました。
3か月で何が変わるか
健康的に減らせるペースには目安があり、急激な減量は体に負担をかけます。一般に、無理のない範囲は「1か月に体重の数%まで」と言われます。
つまり、3か月あれば見た目に変化が出る可能性はありますが、「別人になる」ほどの変化を期待するのは現実的ではありません。この前提を持っておくと、途中で挫折しにくくなります。
そして重要なのは、婚活は減量が終わるまで待つ必要がないということです。並行して進められます。
自己流で失敗するパターン
- 極端な食事制限。短期間で戻るうえ、体調を崩します。肌や髪の状態も悪くなり、かえって印象が下がることがあります
- 体重計の数字だけを見る。水分の増減で日々変動します。数字に一喜一憂すると続きません
- 運動だけで痩せようとする。運動の消費量は思っているより小さく、食事の見直しなしでは変化が出にくい
- 期限を切りすぎる。「1か月で10kg」のような目標は、達成できないうえに体に悪影響です
極端な制限は、栄養不足、月経の乱れ、体調不良につながることがあります。減量の方法や目標は、体格・年齢・持病の有無によって適切な範囲が変わります。不安がある場合や、持病がある場合は、自己判断せず医師に相談してください。
医療ダイエットという選択肢
自己流で結果が出ない場合、医療機関で相談する方法があります。医療ダイエットでは、次のようなことが行われます。
- 現在の状態を検査で把握する。体組成、血液検査で、体の状態を数字で確認します
- 減量を妨げる要因がないか調べる。甲状腺の機能など、体質以外の原因が見つかることがあります
- 医学的な方法を検討する。状態に応じた選択肢を、医師と相談して決めます
効果も、適応も、副作用の出方も個人差があります。すべての方に同じ方法が適するわけではありません。まず診察を受けて、自分に合う方法があるかを確認してください。
体重より先に変えられること
写真や初対面の印象は、体重の数字では決まりません。次の3つのほうが、短期間で効きます。
- 服のサイズを合わせる。大きすぎる服は、かえって体を大きく見せます。同じ体型でもサイズを合わせるだけで印象が変わります
- 姿勢を整える。猫背は体型以上に印象を左右します
- 写真の角度。正面よりやや斜め、カメラは目線の高さかやや上から
減量には時間がかかりますが、この3つは今日からできます。時間のかかることと、すぐできることを並行して進めてください。
まず、自分の数字を知る
何をするかを決める前に、現在の状態を数字で把握してください。目標も、やるべきことも、ここから決まります。
BMI(体格指数)は、体重(kg)÷ 身長(m)÷ 身長(m)で計算できます。日本肥満学会の基準では、18.5未満が低体重、18.5〜25未満が普通体重、25以上が肥満と分類されます。
この数字が意味するのは、見た目ではなく健康上のリスクです。婚活のために体型を変えたいという動機は自然ですが、健康の観点から見て、どの位置にいるのかを知っておくことには別の意味があります。
あわせて確認しておきたい項目
- 血圧、血糖、脂質、肝機能。健康診断の結果があれば、見返してください
- 体重の推移。この1年で何kg変わったか。急な増減がある場合は、原因を確かめる必要があります
- 睡眠時間と、食事の時間帯
健康診断を長く受けていない方は、この機会に受けてください。結婚前の健康診断に、項目と費用をまとめています。減量を始める前に、体の状態を知っておくほうが安全です。
3か月で、現実的に狙える範囲
期間から逆算すると、目標が現実的かどうかが分かります。
安全に減らせるペースは、1か月に体重の3〜5%程度までが目安とされています。体重70kgの方なら、1か月に2〜3.5kg。3か月で6〜10kgが上限の目安です。
これを超えるペースで減らすと、次のことが起きやすくなります。
- 筋肉が落ちる。体重は減っても、見た目が引き締まりません
- 基礎代謝が下がり、戻りやすくなる
- 肌や髪の状態が悪くなる。婚活という目的からすると、本末転倒です
- 体調を崩す。疲れやすくなり、集中力も落ちます
- 女性の場合、月経に影響が出ることがあります
短期間で大幅に減らす方法は、健康を損なうか、必ず戻るかのどちらかです。婚活の期間は3か月では終わりません。1年、2年という単位で考えるなら、無理のないペースで進めるほうが、結果的に良い状態を保てます。
続く方法と、続かない方法
方法の良し悪しより、続けられるかどうかがすべてです。
続きやすい
- 記録するだけ。食べたものと体重を記録する。それだけで食べ方が変わります
- 1食だけ変える。3食すべてを変えようとすると続きません。まず昼だけ、から
- 順番を変える。野菜やたんぱく質から先に食べる。我慢が要りません
- 移動を歩きに変える。1駅分歩く、階段を使う。時間を新たに作らずに済みます
- 寝る時間を確保する。睡眠不足は食欲に影響します
続きにくい
- 特定の食品だけを食べる方法。栄養が偏り、飽きます
- 糖質を極端に断つ。短期で減りますが、戻りも早い
- 毎日1時間の運動。忙しい時期に真っ先に崩れます
- 「今日から完璧に」と始める。1回崩れると、全部やめてしまいます
崩れた日があっても、翌日から戻せば問題ありません。3か月のうち、完璧な日が60日あれば十分です。「全部か、ゼロか」で考えないでください。
医療で対応するという選択肢
自己流で結果が出ない場合や、健康上の不安がある場合には、医療機関で相談するという方法があります。
医療機関で行われること
- 検査。血液検査、体組成の測定など。体重が減らない背景に、別の要因が隠れている場合があります
- 食事と運動の指導。生活に合わせた具体的な方法を相談できます
- 状態に応じた治療。肥満症と診断された場合、治療の対象になることがあります
知っておいていただきたいこと
- 薬による治療には、適応と副作用があります。誰でも受けられるものではなく、診察のうえで判断されます
- 費用は、保険の適用範囲によって大きく変わります。事前に確認してください
- 個人輸入や、医師の診察を伴わない入手は避けてください。健康被害の報告があります
- 薬だけで完結するものではありません。食事と生活の見直しが前提になります
まずは検査を受けて、現在の状態を確認するところから相談できます。数字が分かるだけでも、方針が立てやすくなります。
体重より先に、変えられること
最後に、いちばん現実的な話をします。写真や初対面の印象は、体重の数字ではほとんど決まりません。
今日から変えられて、効果が大きい順
1. 服のサイズを合わせる。体型を隠そうとして大きめの服を選ぶと、かえって大きく見えます。肩の位置と着丈が合っているだけで、まったく違って見えます。費用は0円、手持ちの服を見直すだけです。
2. 姿勢を直す。背中を丸めていると、実際より重く見えます。肩を一度上げて落とす。それだけで印象が変わります。
3. 写真の角度を変える。カメラを目の高さより少し上に、少し離れて撮る。写真の撮り方に手順があります。
4. 髪と眉を整える。顔まわりが締まると、全体の印象が変わります。
この4つは、3か月かけずに、今週中にできます。減量は減量として長い目で進めながら、婚活は今すぐ始めてください。「痩せてから」と待っていると、何年も過ぎてしまいます。
体型に対する考え方は、体型が気になるときにもまとめています。
記録が、いちばん続く方法
方法をいろいろ試すより、記録をつけるだけのほうが、結果につながることがあります。
記録するもの
- 体重。毎日、同じ時間に。起きてすぐ、トイレのあとが安定します
- 食べたもの。写真を撮るだけで構いません。記録することを意識すると、選ぶものが変わります
- 歩いた歩数。スマートフォンが自動で数えてくれます
- 睡眠時間
見るときの注意
1日単位で見ないでください。体重は、水分や食事の内容で日々1〜2kg動きます。1週間の平均で見てください。日々の増減に一喜一憂すると、続きません。
グラフにすると、傾向が見えます。アプリを使えば自動で作られます。上下しながら、少しずつ下がっていればうまくいっています。
記録が効く理由
食べたものを記録すると、「記録するのが面倒だから、これはやめておこう」という判断が生まれます。我慢ではなく、選択が変わるのです。
そして、うまくいかなかった日も記録してください。消すと、パターンが見えなくなります。「疲れている日に食べすぎる」と分かれば、対処ができます。
減らなくなった時期の、考え方
順調に減っていたのに、ある時期から動かなくなることがあります。ここでやめてしまう方が多いのです。
まず、確認すること
- 1週間の平均で見ているか。数日単位では判断できません
- 本当に止まっているのは、何週間か。2〜3週間なら、通常の変動の範囲であることがあります
- 体重以外に、変化はないか。服のサイズ、体の締まり方。筋肉が増えていると、体重は減りません
- 食事の量が、無意識に戻っていないか。記録を見返してください
それでも動かない場合
1. 極端に減らさない。食事を減らしすぎると、体が省エネの状態になり、かえって減りにくくなることがあります。ここで「もっと減らそう」とするのは逆効果です。
2. 睡眠を確保する。睡眠不足は食欲に影響します。
3. 体を動かす量を、少し増やす。ただし、続けられる範囲で。
4. 期間を長く見る。3か月で結果を出そうとせず、1年で考えてください。ゆっくり減らしたほうが、戻りにくくなります。
5. 数か月変化がないなら、相談する。体重が減らない背景に、別の要因が隠れている場合があります。自己流で続けるより、一度検査を受けて状態を確認するほうが、遠回りになりません。
そして、体重が減らないことを、婚活が進まない理由にしないでください。写真も対面の印象も、体重の数字ではほとんど決まりません。服のサイズ、姿勢、髪と眉。こちらのほうが、はるかに早く、確実に効きます(体型が気になるとき)。
よくある質問
痩せてから婚活を始めるべきですか?
体型は婚活でどれくらい影響しますか?
リバウンドしないためには?
プロフィールに、体型はどう書けばいいですか?
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