体型を気にして婚活に踏み出せない、あるいは写真を出せない。そういう方に向けて、実際に何が見られているのかと、いま変えられることを整理しました。
見られているのは数字ではない
プロフィールに身長と体重を書く欄があるサービスもありますが、相手が写真を見て判断しているのは数字ではありません。次の3つです。
- 服が体に合っているか。サイズが合わない服は、体型以上に大きく見せます
- 姿勢。猫背かどうかで、印象はかなり変わります
- 清潔感。体型より、手入れされているかどうかが先に目に入ります
つまり、体重を落とさなくても改善できる部分が大きいということです。
すぐ変えられる3つ
1. 服のサイズを合わせる
大きめの服で隠そうとすると、逆効果になります。肩幅と着丈が合っているかを基準に選んでください。店員に「サイズを見てほしい」と伝えれば、合うものを出してもらえます。
2. 姿勢を意識する
写真を撮るときだけでも、肩を後ろに引いて、あごを軽く引く。それだけで見え方が変わります。日常的に猫背が気になる場合は、ストレッチや、必要なら整形外科で相談する方法もあります。
3. 写真の角度を変える
カメラは目線の高さかやや上から、体はやや斜めに。真正面・真下からのアングルは、体を大きく見せます。
プロフィールにどう書くか
体型に関する項目がある場合、正直に書くのが基本です。理由は単純で、会えば分かるからです。
- 「ぽっちゃり」を選ぶことを恐れない。その条件で探している人もいます。むしろ、誤解のないほうが後が楽です
- 全身が分かる写真を1枚入れる。顔だけの写真ばかりだと、相手は「隠しているのでは」と考えます
- 言い訳を書かない。「太っていますが」といった前置きは、自己評価の低さとして伝わります
正直に書いて減る出会いは、会っても続かない出会いです。
健康上の問題がある場合
健診で指摘を受けている、血圧や血糖値に問題がある、関節に負担が出ている。こうした場合は、見た目の話とは別に対処が必要です。また、急に体重が増減した場合は、背景に別の原因があることもあります。自己判断でダイエットを始める前に、一度診察を受けてください。
服のサイズは、3か所で決まる
「サイズを合わせる」といっても、どこを見ればいいのか。3か所だけです。
1. 肩。縫い目が、肩の骨の先端に来ているか。ここが二の腕まで落ちていると、実際より大きく見えます。体型を隠そうとして大きめを選ぶと、必ずここがずれます。
2. 着丈。シャツやジャケットの裾が、腰骨より少し下。股下まで来ていると、脚が短く、胴が長く見えます。
3. 袖丈。手首の骨が隠れるかどうかの位置。手の甲までかかっていると、だらしなく見えます。
この3か所が合っていれば、体型そのものより「きちんとしている」印象が先に立ちます。逆に、どれだけ体型が良くても、サイズが合っていなければ台無しになります。
「隠したいから、ゆったりしたものを」というのは、ほとんどの場合で逆効果です。布が余ると、その分だけ体積が増して見えます。体に沿った——ぴったりではなく、沿った——サイズのほうが、すっきり見えます。試着して、座った状態でつっぱらないかを確認してください。
写真の撮り方で、見え方は変わる
同じ体型でも、撮り方で写り方はかなり変わります。加工ではなく、撮影の工夫の範囲です。
- カメラを、目の高さより少し上に。下から撮ると、あごの下と体が強調されます
- 少し離れて撮る。スマートフォンのカメラは広角なので、近づくほど手前が大きく写ります
- 体を斜め45度に向ける。正面を向くと幅が強調されます。半身にするだけで、輪郭が変わります
- あごを引いて、少し前に出す。引くだけだと二重あごになります
- 背景を無地にする。ごちゃついた背景は、輪郭を分かりにくくします
- 光を正面から。横からの光は、影で凹凸を強調します
この6つで、加工に頼らずに、実物に近い、かつ良い写り方ができます。加工との違いは、会った日に落差が生まれないことです。詳しくは写真の撮り方と加工はどこまで許されるかをご覧ください。
そして、全身写真は必ず載せてください。顔だけの写真しかないと、会う段階で必ず警戒されます。載せておけば、それを承知の相手だけが残るので、結果的に楽になります。
姿勢は、その場で変えられる
姿勢の影響は、多くの方が思っている以上に大きいものです。そして、今この瞬間から変えられます。
すぐできる方法
- 肩を一度、耳まで上げて、ストンと落とす。これだけで胸が開き、姿勢が整います
- 頭のてっぺんを、上から引っ張られているように意識する
- 座るときは、骨盤を立てる。背もたれに寄りかかると、猫背になります
- スマートフォンを見る位置を、少し高くする。下を向く時間が減ります
猫背だと、次のことが起きます。お腹が前に出て見える、首が短く見える、顔が大きく見える、疲れて見える、自信がなさそうに見える。体型とは無関係に、これらすべてが起きます。
逆に言えば、姿勢を整えるだけで、この5つが同時に改善します。体重を落とすより、はるかに早く、確実です。
写真を撮る前、会う前、この一連の動作を必ずやってください。「肩を上げて、落とす」。それだけです。
プロフィールに、どう書くか
体型の項目をどう扱うか。基本は、正直に書くことです。
選択式の項目は、実際に合うものを。「普通」「ぽっちゃり」「がっちり」など、アプリによって区分が違います。実際と違う選択をすると、会った日に落差が生まれます。そして問題になるのは体型ではなく、「違っていたこと」のほうです。
自由記述で補える。「がっちりした体型です」「ぽっちゃりしています」と自分から書いておくと、それを受け入れる方だけが残ります。先に伝えるほうが、後で説明するより、ずっと楽です。
自虐は書かない。「太っていてすみません」「醜いですが」。これは体型の問題ではなく、自己評価の問題として伝わります。読む側が気を遣う文面になります。
取り組んでいることがあれば、書いてもいい。「週に2回歩いています」「食生活を見直しているところです」。変わろうとしている姿勢は、好意的に受け取られます。
書き方の例は自己紹介文の書き方にまとめています。
健康の面から、確認しておくこと
見た目とは別に、体重が健康に関わる範囲にある場合は、確認しておく価値があります。
BMI(体重kg ÷ 身長m ÷ 身長m)で、25以上は肥満、18.5未満は低体重と分類されます。この数字は見た目の評価ではなく、健康上のリスクの目安です。
確認しておきたいこと
- 健康診断を、この1年で受けているか。血圧、血糖、脂質、肝機能
- 体重の急な変化がないか。意図せず増えた・減った場合は、原因を確かめる必要があります
- 睡眠時にいびきや、呼吸の止まる指摘を受けていないか
- 女性の場合、月経の周期に変化がないか
結婚を考えるのであれば、健康状態は、いずれ二人で共有する情報になります。いま把握しておくことに、意味があります。結婚前の健康診断とブライダルチェックをご覧ください。
減量に取り組む場合は、3か月の体づくりに、無理のないペースの目安をまとめました。ただし、痩せてから始めようとしないでください。並行して進めて、まったく問題ありません。
体型別に、服の選び方を変える
サイズを合わせるのが基本ですが、体型によって、選ぶと楽になるものがあります。
| 気になる部分 | 選ぶとよいもの | 避けたいもの |
|---|---|---|
| お腹まわり | とろみのある素材。前を開けて着る羽織りもの | 体に張りつく素材。ウエストを強調するもの |
| 上半身がしっかり | Vネック、開き気味の襟。縦のラインが出るもの | 詰まった襟。横のボーダー |
| 下半身が気になる | 上を明るく、下を暗い色に | 下だけ明るい色。目線が下に行きます |
| 細身で薄く見える | 厚みのある素材。重ね着 | 薄手で体に沿いすぎるもの |
| 背が低い | 丈を短めに。ウエストの位置を上げる | 長すぎる丈。脚が短く見えます |
| 背が高い | 丈にゆとりを。上下の色を分ける | 短すぎる袖や丈 |
共通するコツは、「縦のライン」を作ることです。前を開けた羽織りもの、Vネック、縦のストライプ。視線が縦に流れると、全体がすっきり見えます。
そして、色は3色までに抑えてください。上下と靴で3色。色数が多いと、目線が散って、まとまりがなく見えます。
いちばん確実なのは、店で相談することです。「体型が気になるので、すっきり見えるものを」と伝えれば、提案してもらえます。数千円のシャツ1枚でも、選び方で見え方が変わります。
続けられる、体の動かし方
体型を変えたい場合、続かない方法を選ぶと、結局何も変わりません。始めやすい順に挙げます。
1. 移動を、歩きに変える。1駅分歩く、階段を使う。新しく時間を作らずに済むのが利点です。
2. 歩数を記録する。スマートフォンが自動で数えます。数字が見えると、意識が変わります。まずは、いまの数を知るところから。
3. 姿勢を意識する。肩を上げて落とす、骨盤を立てて座る。これだけで、体幹に力が入ります。費用0円、今この瞬間からできます。
4. 家でできる動きを、1つだけ決める。スクワット10回、腹筋10回。「1つだけ」が続けるコツです。3種類のメニューを組むと、そのうちやらなくなります。
5. 週2回のジムは、上級編。いきなりここから始めると、忙しい時期に真っ先に崩れます。
大切なのは、崩れた日を引きずらないことです。「今週は3日できた」で十分です。「毎日やる」と決めると、1日崩れた時点で全部やめてしまいます。
そして、体調に不安がある場合は、始める前に確認してください。健康診断を長く受けていない方、持病がある方は、運動の内容を相談してからのほうが安全です(結婚前の健康診断)。
変化が見えるまでには、数か月かかります。その間、婚活は止めないでください。服のサイズと姿勢を整えるだけで、写真の印象は今日から変わります。
よくある質問
体型で断られた気がします。
写真を全身にすると反応が減りませんか?
痩せたら自信が持てると思うのですが。
体型を理由に断られました。
写真を出すのが、どうしても怖いです。
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