30代女性の婚活では、「条件を絞りすぎている」と言われることがあります。ただ、条件を下げればいいという話でもありません。何を絞り、何を開くのかを整理します。
条件は「数」ではなく「順位」で考える
「条件を下げなさい」というアドバイスは、あまり役に立ちません。下げるべきかどうかは、その条件が自分にとって何番目に大事かによるからです。
やるべきなのは、条件を書き出して順位をつけることです。上位3つだけを必須にして、残りは「あればうれしい」に移す。これだけで、検索にヒットする人数がまったく変わります。
絞りすぎになりやすい項目
| 項目 | 考え直す余地 |
|---|---|
| 年齢の幅 | 上下3歳などに絞ると、母数が大きく減ります |
| 身長 | 並べて比較すると気になりますが、会うと印象が変わることが多い項目です |
| 年収 | 共働きを前提にするかで、必要な水準は変わります |
| 学歴 | 話が合うかどうかとは、必ずしも一致しません |
| 初婚・再婚 | ここを開くと、選択肢がかなり広がります |
| 居住地 | 結婚後にどちらかが移る前提なら、範囲を広げられます |
すべてを緩める必要はありません。ただ、6項目すべてを絞ると、該当者が極端に少なくなります。
開いてよい条件、譲れない条件
判断の目安は、「一緒に暮らしたときに影響するか」です。
- 譲らないほうがよい:金銭感覚、生活リズム、子どもについての考え、喫煙、価値観の方向性
- 開いてよい:身長、学歴、細かい年齢差、趣味の一致
前者は日々の生活に直結します。後者は、一緒にいるうちに気にならなくなることが多い項目です。
時間の使い方
30代は、仕事も生活も忙しい時期です。婚活に使える時間が限られているという前提で組み立ててください。
- 週2〜3回、15分だけ確認する日を決める。毎日開くと消耗します
- やりとりの相手を3人までに絞る。丁寧に向き合えます
- 会う日をまとめる。同じ週末に2件など
- 期限を決めて見直す。3か月ごとに、やり方を点検する
条件を、3つの箱に分けてみる
「条件を絞りすぎ」と言われても、何を外せばいいのか分かりません。紙に書き出して、3つに分けてください。これだけで整理がつきます。
| 箱 | 数 | 中身の例 |
|---|---|---|
| 絶対に譲れない | 3つまで | 喫煙しない/結婚の意思がある/暴力的でない |
| できれば満たしたい | 5つまで | 年齢/勤務形態/住まいの距離/子どもの希望 |
| 会ってから判断する | 制限なし | 身長/見た目/趣味/年収の細かい額 |
ポイントは、1番目の箱を3つまでに制限することです。ここに10個入っていると、該当者がいなくなります。
そして、3番目の箱に入れるものが、実は多い。身長や見た目は、会えば印象が変わります。写真では地味に見えた人が、話してみると魅力的だった——これは非常によくあることです。画面上の情報だけで切っている条件が、いちばん惜しいのです。
開いてよい条件、閉じるべき条件
具体的に、どこを開くと出会いが増えるのか。実際に効く順に並べます。
開いてよい条件
- 年齢の上限。上に5歳広げると、候補が大きく増えます。同年代にこだわる理由が明確でないなら、開く価値があります
- 身長。写真では分かりにくく、会えば気にならなくなることが多い項目です
- 年収の細かい額。共働きを前提にするなら、絶対額より「働き方の考え方」のほうが重要です
- 学歴。会話の相性とは、必ずしも一致しません
- 居住地。隣県まで広げると、候補が一気に増えます。会う頻度は相談で決められます
閉じたままでよい条件
- 喫煙。生活に直結し、変わりません
- 結婚の意思。ここが違うと、時間だけが過ぎます
- 子どもの希望。あとで一致させるのは困難です
- 金銭感覚。生活の質を大きく左右します
- 他人への態度。これは会って確認するものですが、妥協してはいけない項目です
条件を緩めることに抵抗がある方は多いのですが、実際にやるべきなのは、優先順位の見直しです。身長を1番目から外し、金銭感覚を1番目に入れる。総数は変えなくても、出会える人はまったく変わります。
半年の設計図を作る
だらだら続けるのが、いちばん消耗します。期間を区切って設計してください。
【1か月目】土台を整える
写真を撮り直し、プロフィールを書き直し、選択式の項目をすべて埋める。ここに時間をかけるほど、あとが楽になります。
【2〜3か月目】数を確保する
自分からも「いいね」を送り、月に2〜3人と会う。この時期は、選ぶより「会って確かめる」ことを優先します。写真と文章だけでは分からないことが多すぎるためです。
【4〜5か月目】絞る
会った人の中から、1〜2人に。同時進行を減らし、じっくり関係を作ります。
【6か月目】見直す
ここまでで進展がなければ、方法そのものを見直します。アプリを変える、結婚相談所を併用する、条件の順位を入れ替える。同じやり方を1年続けるより、半年で見直すほうが早く進みます。
疲れを感じたら、途中で休んで構いません。婚活疲れのサインに、休むべきタイミングをまとめています。
焦りとの、付き合い方
30代の婚活で、いちばん厄介なのが焦りです。焦ると判断が鈍り、結果としてうまくいかなくなります。
1. 焦りの中身を分ける。「年齢」への焦りなのか、「周囲との比較」なのか、「一人でいることへの不安」なのか。中身によって、対処が違います。周囲との比較であれば、SNSを見る時間を減らすだけで軽くなります。
2. 期限を、感情ではなく数字で持つ。「早く結婚しなければ」ではなく「1年以内に、真剣に付き合える人と出会う」。行動に落とせる形にすると、焦りが手順に変わります。
3. 子どもを希望する場合は、事実を知っておく。年齢と妊娠のしやすさには関係があります。ただし、正確な情報を知ることは、焦るためではなく、選択肢を持つためです。年齢と妊娠と卵子凍結で扱っています。
4. 自分の状態を確認しておく。ブライダルチェックで、現在の体の状態を知ることができます。結果によって、時期の考え方が変わることもあります。漠然と不安でいるより、数字で知るほうが落ち着きます。
5. 焦りが強い日は、アプリを開かない。その状態で選ぶと、普段なら選ばない相手を選んでしまいます。
この年代の、強みを使う
年齢を不利な条件としてばかり考えると、書き方まで消極的になります。実際には、この年代ならではの強みがあります。
1. 自分が何を大事にするかを、知っている。20代のときには分からなかったことです。プロフィールに「一緒にいて気を遣いすぎない関係」のように書けるのは、経験があるからです。
2. 生活が安定している。仕事も住まいも落ち着いており、相手にとっては結婚後の生活が想像しやすいという利点になります。
3. 相手の話を聞ける。会話の主導権を握らなくても場が持つ、というのは大きな強みです。
4. 目的が明確。結婚を考えている相手にとって、同じ方向を向いている相手はそれだけで貴重です。「結婚を考えています」と書くことは、不利ではなく、絞り込みとして機能します。
この4つを、そのままプロフィールの言葉にしてください。謙遜や自虐を書く行を、この内容に置き換えるだけで、届く相手が変わります。書き方はプロフィール例文にまとめています。
仕事と両立させる、時間の作り方
30代は、仕事の責任が重くなる時期と重なります。時間の作り方に工夫が要ります。
1日の中に、3つの枠を作る
- 朝、開くだけ(10秒)。表示順が保たれます。何もしなくて構いません
- 昼休み、「いいね」を送る(5分)
- 帰宅後、返信をまとめて送る(10分)
会う日程の作り方
- 「土曜の午後」を固定枠にする。そこに相手を入れていく形にすると、毎回ゼロから調整せずに済みます
- 平日の夜は、初回には使わない。お互いに疲れており、会話が続きにくくなります
- 1時間で区切る。短く設定すると、会うこと自体の負担が減ります
繁忙期の乗り切り方
- やりとり中の相手に、先に伝える。「今月は繁忙期で、返信が遅くなります」
- 止めずに、細くする。1日1通でも、続いていれば関係は切れません
- 無理に会う約束を入れない。疲れた状態で会っても、良い印象は残りません
そして、「仕事が落ち着いてから」と考えないでください。30代で仕事が落ち着く時期は、なかなか来ません。忙しいまま、15分だけ組み込む。これが唯一、現実的な方法です。
周囲との比較から、離れる
30代でいちばん消耗するのが、周囲との比較です。友人の結婚、出産の報告が続く時期と重なります。
比較が生まれる場面
- SNSで、結婚や出産の投稿を見る
- 同窓会や、友人の集まり
- 親や親族からの、何気ない一言
- 職場での、家庭の話題
対処のしかた
1. SNSを見る時間を、減らす。これがいちばん効きます。比較の材料が、そもそも目に入らなくなります。アプリを開く時間を決めるのと同じで、仕組みで解決してください。
2. 「自分の期限」を、自分で決める。周囲のペースではなく、自分がいつまでにどうしたいか。基準が自分の中にあると、他人の状況に揺さぶられません。
3. 焦った状態で、相手を選ばない。これがいちばん重要です。時間に追われて決めた相手との生活は、何十年も続きます。年齢を理由に妥協した関係は、後で必ず苦しくなります。
4. 話せる相手を、ひとり持つ。同じ状況の友人でも、家族でも構いません。ひとりで抱えると、比較が大きくなります。
5. 焦りを、行動に変える。「早くしなければ」と思うだけでは進みません。写真を撮り直す、条件を整理する、検査を受ける。具体的な行動に落とすと、焦りが減ります。
疲れが強い場合は、婚活疲れのサインもご覧ください。休んでも、機会は失われません。
半年で結果が出なかったときの、選択肢
設計どおり進めても、思うように進まないことがあります。そのときの選択肢を並べておきます。
1. 条件の順位を、もう一度入れ替える。年齢の上限、身長、年収の細かい額。この3つを開くだけで、候補が大きく変わることがあります。
2. アプリを変える。層が合っていない可能性があります。婚活型か、相談所併設型へ。
3. 結婚相談所を併用する。費用は増えますが、担当者が間に入ることで、止まっていた部分が動くことがあります。独身証明書の提出があるため、真剣度も揃います。
4. 自治体の結婚支援を使う。登録料が安く、身元の確認は厳格です。
5. 婚活イベントに出てみる。写真とプロフィールの段階で止まっている場合、実際に会ったほうが伝わるタイプかもしれません。
6. 一度、休む。疲れた状態で続けても、良い判断はできません。1か月休んで、整えてから戻るほうが、結果的に近道になります。
この6つのうち、いちばん見落とされているのが3番目です。「相談所は費用が高い」という理由で選択肢から外している方が多いのですが、アプリに1年かける費用と時間を考えると、比べる価値があります(結婚相談所との違い)。
よくある質問
年齢を気にして焦ってしまいます。
年下からの反応が多いのですが。
何人と会えば見つかりますか?
年下からの反応が多く、戸惑っています。
何人と会えば、見つかりますか?
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