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初デートの会話|聞く7割・話す3割の組み立て

公開 2026.08.15 更新 2026.08.16

初デートで何を話せばいいか分からない。そう感じる方に向けて、当日の会話の組み立て方をまとめました。話し上手である必要はありません。

聞く7割、話す3割

初対面で好印象を持たれる人は、話がうまい人ではなく聞き方がうまい人です。

ただし、聞くばかりで自分のことを話さないと、相手は「心を開いていない」と感じます。この配分が7:3の意味です。

最初の10分をどう使うか

最初は誰でも緊張しています。ここで場を和ませられると、その後が楽になります。

  1. 「はじめまして」と名乗る。下の名前で構いません
  2. 来るまでの話をする。「道、分かりましたか」「暑かったですね」
  3. 緊張していることを言ってしまう。「実は緊張しています」と言うと、相手も安心します
  4. 注文を済ませる。これで一区切りついて、本題に入りやすくなります

話題の引き出し

話題 広げ方の例
食べもの 好きなもの、行った店、作るか作らないか
休日 過ごし方、最近行った場所、してみたいこと
仕事 大変さより「面白いと感じる瞬間」を聞く
出身地 地元の話、今住んでいる街との違い
アプリの話 いつ始めたか、どうだったか。共通の話題です
これからのこと 行ってみたい場所、やってみたいこと

迷ったら食べものの話に戻れば、たいてい広がります。次に会う店の話にもつなげやすくなります。

避けたい話題と、沈黙への対処

避けたい話題

沈黙への対処

沈黙は必ず訪れます。焦らないでください。飲み物を口に運ぶ、店内を見る。数秒の間は自然なことです。

気になるなら、店のものにふれるのが簡単です。「このコーヒー、おいしいですね」「この店、雰囲気いいですね」。それだけで再開できます。

最初の5分に、決まった型を持っておく

いちばん緊張するのは、会ってから席に着くまでの数分です。ここを乗り切る言葉を決めておけば、あとは流れます。

1. 会った瞬間。「〇〇さんですか。はじめまして、〇〇です。今日はありがとうございます」

2. 歩きながら。「こちらまで、どのくらいかかりましたか」「道、分かりにくくなかったですか」。移動の話は、誰でも答えられます。

3. 席に着いたら。「何にしましょうか」。メニューを見る時間ができるので、間が持ちます。

4. 注文したあと。「写真より、雰囲気がやわらかい方ですね」「実際にお会いできてよかったです」。ここで一度、相手のことに触れます。

5. 本題へ。「今日はお休みでしたか」から、休日の話に入ります。

この5段階を通れば、最初の10分は確実に埋まります。緊張がいちばん強いのは最初の数分だけで、そこを越えれば自然に話せるようになります。用意しておく価値があるのは、その数分ぶんです。

聞き方の型:事実 → 気持ち → 理由

会話が続かない人は、事実を聞いて、そこで止まっています。3段階で深めると、自然に広がります。

事実「休日は何をされているんですか」
→「近所を散歩していることが多いです」
気持ち「歩くの、気持ちいいですよね。どのあたりを歩かれるんですか」
→「川沿いの道です。人が少なくて」
理由「静かなほうが落ち着きますか」
→「そうですね、休みの日はあまり人混みに行きたくなくて」

3往復で、相手の生活のリズムと、休日の好みが分かりました。「休日は散歩です」で止めていたら、何も分からないまま次の質問に移っていたはずです。

コツは、相手の答えの中の言葉を、そのまま次の質問に使うことです。「川沿い」と言われたら「川沿い」を拾う。新しい話題を探す必要がなくなり、しかも「ちゃんと聞いている」ことが伝わります。

質問を用意するより、拾い方を覚えるほうが実用的です。

当日に使える、話題の一覧

それでも詰まったときのために、引き出しを用意しておきます。上から順に、初対面で使いやすい順です。

順番も大切です。軽い話題から始めて、後半で少しずつ生活や価値観に近づく。いきなり結婚観から入ると、面接のようになります。

相手が話さないタイプだったとき

質問しても短い答えしか返ってこない。これは相性の問題ではなく、話し方の問題であることが多いのです。

1. 二択で聞く。「休日は何を?」より「休日は家派ですか、外派ですか」。考えなくても答えられる形にすると、口が動き始めます。

2. 自分の話を先に出す。「私は家にいることが多いんですが、〇〇さんはどうですか」。先に自分を開示すると、相手も話しやすくなります。

3. 沈黙を埋めようとしない。間があいたとき、慌てて別の質問を重ねると、相手は追い詰められます。飲み物を飲む、メニューを見る。数秒の間は、あって当然です。

4. 「緊張しますね」と言葉にする。これが効きます。お互いに緊張していることを共有すると、場が緩みます。

5. 相手の得意分野を探す。誰にでも、話し始めると止まらない話題があります。仕事、趣味、地元、家族。ひとつ当たれば、そこから流れが変わります。

それでも会話が動かない場合は、相性が合わないだけです。1時間で切り上げて構いません。無理に引き延ばしても、良い結果にはなりません。

終盤に、確かめておきたいこと

楽しく話せたかどうかとは別に、確かめておくべきことがあります。ただし、面接にならない聞き方で。

結婚についての温度感。直接聞くと重くなるので、周辺から。「お友達で、結婚された方は多いですか」「ご実家は近いんですか」。この話題から、自然に本人の考えが出てきます。

生活のリズム。「普段は何時ごろ帰られるんですか」。会う頻度の見通しが立ちます。

お金の感覚。店の選び方、注文の仕方、支払いのときの動き。言葉より、行動に出ます。ここは観察するだけで十分です。

人への接し方。店員さんへの態度は、よく言われることですが、実際に大きな判断材料です。自分に対する態度と、他人に対する態度の差を見てください。

そして最後に、次につなげる一言。「今日は楽しかったです。またお会いしたいです」。その場で言葉にするかどうかで、2回目の確率が変わります。詳しくは2回目のデートの誘い方をご覧ください。

相手のタイプ別に、話し方を変える

会って数分で、相手がどのタイプかは分かります。それに合わせると、格段に楽になります。

相手のタイプ 見分け方 こちらの動き方
よく話す 最初から話題が続く 聞き役に回る。ただし、ときどき自分の話も挟む
口数が少ない 返事が短い。質問が来ない 二択で聞く。自分の話を先に出す
緊張している 視線が定まらない。声が硬い 「緊張しますね」と言葉にする。ゆっくり話す
探るように聞いてくる 質問が多く、こちらの情報を集める 答えたあと、必ず同じ質問を返す
合わせてくれる こちらの話に全部同意する 意見を聞く形にする。「〇〇さんはどう思いますか」

とくに、2番目と3番目は見分けにくいのですが、対処は同じです。二択で聞き、自分の話を先に出す。相手に「考えて答える」負担をかけないでください。

4番目には注意が必要です。質問ばかりで自分のことを話さない相手は、情報を集めている可能性があります。勤務先、住まい、家族構成を細かく聞かれる場合は、答える範囲を意識してください(個人情報はどこまで話すか)。

話が弾みすぎたときの、注意点

会話が続かないことばかり心配されますが、弾みすぎることにも落とし穴があります。

1. 時間が延びすぎる。楽しくて、気づけば4時間。初回は1〜2時間が適切です。「もっと話したかった」で終わるほうが、次につながります。

2. お酒が進む。初対面で酔うと、判断も帰宅も難しくなります。「明日早いので1杯だけ」を、最初に言っておいてください。

3. 話しすぎる。盛り上がると、こちらばかり話していることがあります。ひとつ話したら、ひとつ質問する。この比率を意識してください。

4. 距離が近くなりすぎる。その場の雰囲気で、いきなり関係が進むと、後で後悔することがあります。初回は、時間を区切って解散するのが安全です。

5. 深い話に踏み込みすぎる。元交際相手のこと、家族の事情、お金のこと。盛り上がった勢いで話したことが、後から気になることがあります。

6. 相性が良いと思い込む。会話が弾んだことと、生活の相性が合うことは別です。1回の楽しさで決めず、何度か会って確かめてください。

いちばん大切なのは、1番目です。終わりの時間を先に決めておくと、名残惜しい状態で終われます。「また会いたい」と思ってもらうには、これがいちばん効きます。

当日、持っていく5つの質問

詰まったときのために、あらかじめ質問を用意していってください。メモに残しておけば、開くだけで済みます。

汎用的に使える5つ

これに加えて、相手のプロフィールから2つ。合計7つあれば、1時間は持ちます。

使い方のコツ

そして、メモを見ること自体は、恥ずかしいことではありません。化粧室で確認すれば済みますし、「用意してきた」ことが伝わっても、悪い印象にはなりません。

よくある質問

話が続かず、気まずくなりました。
初回は誰でもそうなります。緊張して本来の自分が出ないだけのことも多いので、それだけで判断せず、2回目を検討する価値はあります。
相手が話さないタイプでした。
「はい・いいえ」で終わらない質問を投げてみてください。それでも続かないなら、口下手なだけか、興味がないかのどちらかです。無理に盛り上げようとしなくて構いません。
結婚について聞いてもいいですか?
婚活型のサービスなら自然な話題です。ただし初回は「いつまでに」より「どういう家庭にしたいか」といった聞き方のほうが重くなりません。
沈黙が続いて、耐えられませんでした。
初対面で沈黙が生まれるのは普通のことです。埋めようとして焦るほど、かえって不自然になります。飲み物を飲む、店内を見る、「静かなお店ですね」と目の前のことを言う。数秒あいても、相手はそれほど気にしていません。気にしているのは自分だけ、ということがほとんどです。
自分ばかり話してしまいました。
緊張すると起きやすい失敗です。気づいた時点で「私ばかり話してしまいました。〇〇さんはどうですか」と振れば、十分に回復します。次回は、ひとつ話したらひとつ質問すると決めておくと、自然に均衡が取れます。

監修

結 太朗 /縁結び士・エンムス プロデューサー

監修日:2026-08-15

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