初デートの場所選びで迷ったら、昼のカフェを選んでください。理由は「無難だから」ではなく、初対面という状況にもっとも適しているからです。
昼のカフェが最適解である理由
- 切り上げやすい。合わなかったとき、1時間で自然に終われます
- 負担が軽い。費用も時間も小さく、お互いに気楽です
- 会話に集中できる。映画や観光だと、相手を知る時間が減ります
- 安全性が高い。人目があり、明るい時間帯です
- 次につなげやすい。「もう少し話したかった」で終わるのが理想的です
初回の目的は、楽しませることではなく「もう一度会いたいか」を互いに確認することです。そのために必要なのは、会話ができる環境だけです。
避けたほうがいい場所
| 場所 | 理由 |
|---|---|
| 映画館 | 2時間、会話ができません |
| 個室のある店 | 初対面では警戒されます |
| 相手の車での移動 | 自分で帰れない状況を作らない |
| 夜の居酒屋(初回) | お酒が入ると判断が鈍り、長時間になります |
| 遠方・日帰り旅行 | 合わなかったときに逃げ場がありません |
| 相手の家、自分の家 | 初回では論外です |
店の選び方
- 駅から近い場所。迷わず着けて、帰りも楽です
- 席の間隔が広い店。隣に声が聞こえると話しづらくなります
- 静かすぎない店。沈黙が気まずくならない程度のざわめきがあるほうが楽です
- 混雑しすぎない時間帯。14時前後は狙い目です
- チェーン店でも構いません。凝った店を選ぶ必要はありません
「どこがいいですか」と丸投げすると、相手も困ります。「〇〇駅か△△駅あたりで、カフェはいかがですか」と候補を出したうえで、相手の都合を聞くのが親切です。
2回目以降の選択肢
1回目でお互いに好印象なら、2回目は少し長い時間を取れます。
- 食事(ランチまたは早めの夕食)
- 展覧会や水族館など、会話しながら回れる場所
- 散歩できる街歩き
共通の話題があるなら、それに沿った場所を選ぶと自然です。1回目の会話で出た話を覚えておいて提案すると、相手も嬉しく感じます。
時間帯と曜日で、当日の負担が変わる
場所と同じくらい大切なのが、いつ会うかです。ここを間違えると、場所が良くても苦しくなります。
| 時間帯 | 向き・不向き |
|---|---|
| 土日の14〜16時 | もっとも適しています。明るく、店も空いており、終わりの時間を作りやすい |
| 土日の午前 | 悪くありませんが、朝が早いと準備の負担が大きくなります |
| 平日の昼休み | 時間が限られるぶん、気楽です。近場で働いている場合は選択肢になります |
| 平日の夜 | お互いに疲れており、会話が続きにくい。お酒が入ると判断も鈍ります |
| 金曜・土曜の夜 | 初回には向きません。長くなりやすく、断りにくい流れが生まれます |
土曜か日曜の14時が、いちばん扱いやすい時間です。ランチの混雑が終わっていて店が静か、明るいうちに解散でき、「このあと用事があるので」が自然に使えます。
そして、終わりの時間を先に伝えておいてください。「17時に予定があるので、それまでで」。この一言があるだけで、合わなかったときに気まずくならず、逆に楽しかった場合は「もう少し」と延ばすこともできます。短く始めて延ばすほうが、長く設定して切り上げるより、はるかに簡単です。
店を決めるときの、実務的な条件
おしゃれな店を探す必要はありません。次の条件を満たしていれば、チェーン店でも十分です。
- 駅から徒歩5分以内。迷うと、それだけで気まずい時間が生まれます
- 予約できる、または混雑しない。並ぶ時間は苦行です。土日の人気店は避けてください
- 席が近すぎない。隣の席と密着していると、話しづらくなります
- 店内が静かすぎない。意外な盲点です。無音の店だと、沈黙がそのまま響きます。適度な雑音がある店のほうが、会話が楽になります
- 個室ではない。初回は避けてください。相手にとっても安心材料になります
- 1,000〜1,500円程度で収まる。支払いで気を遣わせない金額に
当日、満席や臨時休業ということがあります。近くにもう1軒、候補を決めておいてください。その場で慌てて探す姿は、印象を落とします。逆に、すぐ次の店に案内できると、それだけで信頼されます。
待ち合わせで、失敗しないために
初対面でいちばん緊張するのが、この瞬間です。決めておけば、緊張はかなり減ります。
改札の名前まで指定する。「〇〇駅で」だけでは会えません。大きな駅なら「〇〇駅の東口改札を出たところ」まで書きます。
目印を伝えておく。「紺のジャケットを着ています」「白いトートバッグを持っています」。写真と印象が違って分からない、という事態を防げます。
10分前に着く。相手を待たせないためだけでなく、自分が落ち着くためです。息を整える時間があるかどうかで、最初の表情が変わります。
遅れそうなときは、分かった時点で連絡する。「5分ほど遅れます、すみません」。到着してから謝るより、事前の一報のほうが印象がいいのです。
最初の一言を決めておく。「〇〇さんですか。はじめまして、〇〇です。今日はありがとうございます」。これだけ用意しておけば、最初の数秒を乗り切れます。そのあとは、店まで歩きながら話せます。
当日の持ち物や、安全のための決めごとははじめて会う日のチェックリストにまとめました。
回数を重ねるごとの、場所の上げ方
初回のカフェのあと、どう進めるか。段階を踏むと、無理がありません。
2回目:食事。ランチか、早い時間の夕食。2〜3時間。初回より少し長く、少しだけ改まった場所へ。
3回目:食事+もう一か所。展示、水族館、散歩できる場所。移動が挟まると、会話の間が自然に埋まります。沈黙が苦手な方には、こちらのほうが楽です。
4回目以降:半日から一日。少し遠出をする、映画を観る、季節の行事に行く。長い時間を一緒に過ごすと、疲れたときの態度が見えます。ここが相性を測るうえで、非常に重要な情報になります。
上げすぎないこと。いきなり泊まりを伴う旅行や、夜の長時間を提案すると、それだけで警戒されます。相手の様子を見ながら、一段ずつ上げてください。
2回目の誘い方については2回目のデートの誘い方に、支払いの考え方はデートの支払いにまとめています。
初回に向かない提案をされたとき
相手から、初回にふさわしくない場所を提案されることがあります。断り方を用意しておくと、迷いません。
夜のお酒の席を提案された場合
「お酒は弱いので、まずは昼にお茶でもいかがでしょうか」。理由を添えると、角が立ちません。
個室や、ドライブを提案された場合
「初回は駅の近くだと助かります」。移動の負担を理由にすれば自然です。
相手の家、または自分の家を提案された場合
断ってください。理由を説明する必要もありません。初回にこれを提案する相手は、目的が違う可能性が高いと考えて差し支えありません。
長時間の予定を提案された場合
「その日は夕方に用事があるので、2時間ほどでも大丈夫でしょうか」。時間を区切る理由になります。
いずれの場合も、断ったことで態度が変わる相手なら、その時点で分かってよかったと考えてください。まっとうな相手は、こちらの希望を優先してくれます。この一往復は、相性を測る良い機会でもあります。
相手が場所を決めた場合の、確認
相手が店を提案してくれた場合、丸ごと任せる前に確認したいことがあります。失礼にはあたりません。
- 店の名前を聞いて、自分で調べる。地図、写真、口コミ。個室中心の店、隠れ家的な店、駅から遠い店は、初回には向きません
- 駅からの距離を確認する。徒歩10分以上なら、別の場所を提案してよい場面です
- 営業時間と、店の性格を見る。夜だけ営業の店だと、昼の提案が難しくなります
- 予算を確認する。金額が高い店だと、支払いで気を遣うことになります
変更を頼むときの言い方
初めてなので、駅の近くのカフェあたりだと助かります。
〇〇駅の改札を出たところに何軒かあるようなので、そちらでもよろしいでしょうか。
「初めてなので」という理由を添えると、角が立ちません。そして、代案をこちらから出すのが大切です。断るだけだと、相手が困ります。
ここで機嫌が悪くなる、あるいは押し切ろうとする相手なら、その時点で判断がつきます。まっとうな相手は、こちらの希望を優先してくれます。この一往復は、相性を測る良い機会でもあります。
天気が崩れたときの、対応
当日に雨や雪の予報が出た場合、あらかじめ決めておくと慌てません。
1. 決行するかどうかを、前日に相談する。「明日、雨の予報ですが、いかがしましょうか」。こちらから声をかけると、気の利く印象になります。
2. 屋内で完結する場所に変える。駅ビルの中、商業施設の中のカフェ。外を歩く距離が短い場所を選び直してください。
3. 傘を用意する。折りたたみでも構いませんが、相手が濡れそうなときに差し出せる大きさだと、それだけで印象が変わります。
4. 靴を考える。濡れて滑る靴、水が染みる靴は避けてください。
5. 髪が崩れることを、織り込んでおく。湿気で崩れるのは仕方ありません。気にして触り続けるほうが、印象に残ります。
延期する場合
〇日か〇日でしたら空いています。
延期を提案するときは、必ず代案の日付を添えてください。「また今度」だけだと、そのまま流れます。
台風や大雪など、交通に影響が出そうな場合は、無理をしないでください。「安全を優先しましょう」と言える人のほうが、信頼されます。
店を決める前の、5分の下調べ
店を提案する前に、5分だけ調べてください。当日の失敗が、ほぼなくなります。
調べること
- 駅からの経路と、所要時間。地図で確認。出口の名前まで
- 営業時間と、定休日。臨時休業の情報も、あれば
- 席の様子。写真で確認。隣との距離が近すぎないか
- 予約が必要か。土日の人気店なら、取っておく
- 価格帯。1人1,000〜1,500円で収まるか
- 近くの代替店。満席だったときのために、もう1軒
可能なら、一度行ってみてください。入口の様子、注文の仕方、化粧室の場所。知っている場所だと、当日の緊張がかなり減ります。
そして、この下調べには、もうひとつ効果があります。当日、迷わずに案内できると、「準備してくれた」ということが伝わります。逆に、店の前で地図を見ている姿は、印象を下げます。
下調べした店を、2〜3か所ストックしておくと、次回以降が楽になります。毎回ゼロから探す必要がなくなり、店選びの時間がほぼゼロになります。
よくある質問
1時間では短すぎませんか?
相手が食事を提案してきたら?
場所は男性が決めるべきですか?
相手の希望と、自分の希望が食い違ったときは?
お店の予約は、しておくべきですか?
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