マッチングアプリの費用は、金額そのものより「どういう仕組みで課金されるか」で総額が変わります。月額制とポイント制の違い、無料でできる範囲、そして解約で失敗しないための確認点をまとめました。
課金の仕組みは大きく2つ
| 月額制 | ポイント制 | |
|---|---|---|
| 支払い方 | 1か月いくらで、期間内は使い放題 | メッセージ1通ごと、いいね1回ごとに消費 |
| 向いている使い方 | じっくり会話を重ねたい | 短期間に少数の相手とだけやりとりする |
| 注意点 | 使わない月も課金される。自動更新が基本 | 使うほど青天井。会話が弾むほど高くなる |
恋活・婚活を目的とするサービスは月額制が主流です。相手を知るための会話に時間をかける前提だからです。ポイント制は、1通ごとに費用がかかるため、どうしても会話が短くなります。
どちらが安く済むかは使い方で決まる
月額制は、多くのサービスでまとめて契約するほど1か月あたりが安くなります。3か月・6か月・12か月といったプランがあり、長いほど割安です。
ただし、いきなり長期契約をするのはおすすめしません。まず1か月使ってみて、自分の条件で相手が見つかるかを確かめてから延長するほうが、結果的に無駄がありません。1か月試して会話が続く相手が誰もいなければ、そのサービスは相性が悪いということです。
無料でできる範囲
多くのサービスで、次のところまでは無料です。
- 登録とプロフィールの作成
- 相手を検索する、プロフィールを見る
- 「いいね」を送る(回数に上限あり)
- マッチングする
有料になるのは、たいてい「メッセージを送る」からです。つまり登録して検索するところまでは、費用をかけずに確かめられます。自分の年齢層・地域で何人ヒットするかを見てから課金を判断してください。
なお、女性は無料というサービスも多くあります。これは男女比を保つための設計で、機能に差はないのが一般的です。
オプション課金には手を出さなくていい
月額料金とは別に、次のようなオプションが用意されていることがあります。
- プロフィールを上位に表示する
- いいねの数を追加する
- 足あとや既読の状況を見る
いずれも「もっと見てもらう」ための課金ですが、反応が少ない原因の多くは露出ではなく、写真と自己紹介文にあります。オプションにお金を使う前に、写真を撮り直すほうが効果があります。
解約で失敗しないために
App Store や Google Play を通じて課金している場合、アプリを削除しても、退会しても、サブスクリプションは自動更新され続けます。解約はストアの「サブスクリプション」の設定から行う必要があります。ここを取り違えて、使っていない月の料金を払い続けてしまう人が少なくありません。
登録する前に、次の2つを確認しておいてください。
- 自動更新はいつ行われるか(多くは期限の24時間前)
- 解約手続きはどこから行うか(アプリ内か、ストアか)
1年続けた場合の、費用の目安
月額だけを見ると安く感じても、1年分にすると印象が変わります。実際の負担を把握しておいてください。
| 契約のしかた | 1か月あたり | 1年の合計 |
|---|---|---|
| 1か月ごとに更新 | 3,500〜4,500円 | 42,000〜54,000円 |
| 3か月まとめて | 3,000〜3,800円 | 36,000〜45,600円 |
| 6か月まとめて | 2,500〜3,200円 | 30,000〜38,400円 |
| 12か月まとめて | 2,000〜2,800円 | 24,000〜33,600円 |
金額はサービスによって幅がありますが、傾向は共通しています。まとめるほど安くなり、そのぶん途中でやめにくくなる。この2つは必ずセットです。
それでも、最初は1か月から
「どうせ続けるなら12か月のほうが得」と考えたくなりますが、順序が逆です。そのサービスが自分に合うかどうかは、1か月使えば分かります。合わないと分かってから残り11か月分を捨てるほうが、はるかに高くつきます。
1か月使って、会話が続く相手が2〜3人現れたなら、そのサービスはあなたに合っています。そこで延長してください。誰とも会話が続かなければ、写真と自己紹介文を直したうえで、もう1か月だけ試す。それでも動かなければ、場を変えるほうが早いです。
婚活全体でかかる費用も見ておく
アプリの利用料だけが費用ではありません。実際に活動を始めると、次のような出費が加わります。
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| アプリ利用料 | 月3,000〜4,000円 | 男性は原則有料 |
| 会うときの飲食代 | 1回3,000〜6,000円 | 月2〜3回なら1万円前後 |
| 写真の撮影 | 1万〜2万円(任意) | 反応が変わるので費用対効果は高い |
| 服装の見直し | 2万〜5万円(任意) | 1着あれば足りる |
| 交通費 | 月2,000〜5,000円 | 相手の居住地による |
月にならすと、実際には1万5,000円から2万円ほどを見ておくと現実的です。この金額を負担に感じるなら、会う回数を月2回までに決めておくなど、先に上限を作っておくほうが続けられます。
初回はカフェで1時間にすると、1回1,000円程度で収まります。食事は2回目以降でも十分です。初回から食事にすると、合わなかったときに時間も費用も大きくなります。会う回数を減らすのではなく、1回あたりを軽くするほうが、機会を減らさずに済みます。
請求が止まらないときの確認先
「退会したのに請求が続く」という相談は、非常に多くあります。原因はほぼ一つで、退会と課金の解約が別の手続きだからです。
| 契約した経路 | 解約する場所 |
|---|---|
| iPhone のアプリ内課金 | 設定 → 自分の名前 → サブスクリプション |
| Android のアプリ内課金 | Google Play → プロフィール → お支払いと定期購入 |
| Webサイトでの決済 | そのサービスのマイページ内の決済設定 |
アプリを削除しても、退会手続きをしても、この解約をしない限り課金は続きます。順序は「課金の解約 → 退会」です。先に退会するとログインできなくなり、マイページから解約できなくなる場合があります。
すでに請求が続いている場合は、上の表の場所を確認してください。それでも止まらないときは、決済の明細に出ている会社名で問い合わせるか、クレジットカード会社に相談してください。
同じサービスでも、決済経路で金額が違う
見落とされやすい点として、アプリから申し込むか、ウェブサイトから申し込むかで金額が変わることがあります。アプリ内課金にはApp StoreやGoogle Playの手数料が上乗せされるためで、ウェブ決済のほうが月あたり数百円から千円ほど安く設定されている場合があります。
| アプリ内課金 | ウェブ決済 | |
|---|---|---|
| 金額 | やや高い(手数料が上乗せ) | 安いことが多い |
| 支払い方法 | ストアに登録した決済 | クレジットカード、コンビニ払いなど |
| 解約の場所 | ストアの設定画面 | サービスのマイページ |
| 明細の表示 | ストア名で記載される | サービス名または運営会社名 |
3つめの「解約の場所」が特に重要です。どちらで契約したか覚えていないと、解約先を探せなくなります。申し込んだときに、どの経路で決済したかをメモしておくか、確認メールを残しておいてください。
明細に出る会社名も確認しておく
クレジットカードの明細には、サービス名ではなく運営会社名や決済代行会社の名前で記載されることがあります。家族と明細を共有している場合、思わぬところで知られることがあるので、気になる方は事前に確認しておくと安心です。多くのサービスは、よくある質問のページに明細上の表記を書いています。
課金する前と後で、やることが変わる
費用を無駄にしないために、課金の前後でやることを分けて考えてください。
課金する前(無料の期間にやること)
- 写真を3枚そろえる。ここが未完成のまま課金すると、反応が出ないまま1か月が過ぎます
- 自己紹介文を300字以上書く。後から直せますが、最初から整えておくほうが有利です
- 自分の条件で検索して、人数を数える。候補が少なければ、そもそも課金する意味がありません
- 気になる相手を20人ほど保存しておく。課金した初日から動けます
課金した後(最初の1か月にやること)
- 保存しておいた相手に、順にメッセージを送る
- 1日1回はログインする。多くのサービスは、最近ログインした人を上位に表示します
- 2週間経って反応がなければ、1枚目の写真を替える
- 会う約束は、やりとり開始から2週間以内に
この順序を守るだけで、同じ費用でも結果が変わります。いちばんもったいないのは、プロフィールが未完成のまま課金して、反応がないまま1か月が終わることです。
「安いから」で選んで失敗する場合
費用を抑えたいのは自然な考えですが、安さだけで選ぶと次のような場に当たることがあります。
- 年齢確認が形だけ。身分証の提出がなく、自己申告で済んでしまう
- 監視がない。不適切な書き込みや業者アカウントが放置されている
- 問い合わせても返事が来ない。トラブルが起きたときに頼れない
- 退会の手続きが分かりにくい。探しても見つからない
安全のための仕組みには、人件費もシステム費用もかかります。極端に安いサービスは、その費用をどこかで削っています。どこを削っているのかを考えてみてください。
男性も女性も一切無料で、しかも大規模に運営されているとすれば、収益はどこかから得ているはずです。広告収入で成り立っている場合もありますが、個人情報を扱う事業として不透明な場合もあります。運営会社と収益の仕組みが説明されているかを確認してください。
費用を「投資」として考えるときの目安
婚活にかける費用を、どこまで許容するか。人によって考え方は違いますが、判断の材料をいくつか挙げます。
結婚相談所を利用した場合、入会金と月会費、成婚料を合わせると、年間で数十万円になることが一般的です。マッチングアプリはその10分の1程度で、そのぶん自分で進める部分が多くなります。費用と手間は、おおむね反比例します。
| 手段 | 年間の費用目安 | 自分でやること |
|---|---|---|
| マッチングアプリ | 3万〜5万円 | 相手探し、やりとり、日程調整、すべて |
| 婚活パーティー | 1回3,000〜8,000円 | 当日の会話。相手探しは主催者側 |
| 結婚相談所 | 20万〜60万円 | 会うことに集中できる。紹介と調整は担当者 |
どれが優れているという話ではありません。時間に余裕があるならアプリ、時間より費用のほうが融通が利くなら相談所、という選び方が現実的です。まずアプリで試して、進め方に迷ったら人の手を借りる、という順序も無理がありません。
支払いの記録が、どこに残るか
意外に相談が多いのが、「支払いの記録から、家族に知られないか」という点です。決済の経路によって、残り方が違います。
| 決済の経路 | 記録の残り方 |
|---|---|
| アプリ内課金(App Store / Google Play) | ストアの購入履歴に残ります。家族と共有の設定にしていると、通知が届く場合があります |
| クレジットカード | 利用明細に事業者名が記載されます。サービス名がそのまま出るとは限りません |
| キャリア決済 | 携帯電話の利用明細に載ります。家族名義の回線だと、名義人に見えます |
| コンビニ決済・プリペイド | 記録が手元にとどまりやすい方法です |
とくに注意したいのが、家族共有の設定です。スマートフォンのストアには、家族で購入内容を共有する仕組みがあります。有効になっていると、購入のたびに家族に通知が届くことがあります。気になる場合は、設定を確認してください。
キャリア決済も同様です。家族名義の回線を使っている場合、明細は名義人に届きます。
知られること自体は悪いことではありませんが、自分のタイミングで話したい場合は、決済の経路を選ぶことで調整できます。
よくある質問
相場はどれくらいですか?
途中で解約したら、残りの期間は返金されますか?
無料のまま出会うことはできますか?
複数のアプリに課金するのは無駄ですか?
途中で解約したら、残りの期間分は返金されますか
無料期間中に解約すれば、費用はかかりませんか
ポイントが余ったまま退会したらどうなりますか
男性のほうが高いのは不公平ではありませんか
複数のサービスに課金してもいいですか
解約の手続きが、どこにあるか分かりません。
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