写真を変えるだけで反応が変わることは、実際によくあります。男性の写真でよく見られる「減点されるパターン」と、その直し方を挙げます。
減点されやすい6パターン
| パターン | どう見えるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 車の運転席からの自撮り | ナルシスト的に見える。背景も生活感が出る | 屋外か、窓際で撮り直す |
| 鏡越しの自撮り | スマホが写り、生活空間が背景に入る | 誰かに撮ってもらうかタイマー撮影 |
| 暗い室内で撮影 | 顔色が悪く、疲れて見える | 窓に向かって立つ |
| 下から見上げる角度 | あご下が写り、実際より太って見える | カメラを目線の高さかやや上に |
| 無表情 | 怖い、機嫌が悪そうに見える | 口角を少し上げるだけでよい |
| 部屋着・寝癖のまま | 手入れしていない印象 | 外出時の服装で撮る |
いずれも、顔立ちの問題ではありません。撮り方だけで解決します。
服装で損をしないために
- サイズを合わせる。大きすぎる服は、だらしなく見えます。肩の位置が合っているかを確認してください
- シワを取る。写真だとシワは目立ちます
- 色を絞る。3色以内にまとめると、それだけで整って見えます
- 柄物より無地。無地のほうが顔に視線が集まります
高い服である必要はありません。清潔でサイズが合っていることだけが条件です。
表情の作り方
「笑顔が苦手」という方は多いのですが、大きく笑う必要はありません。
- 口角を数ミリ上げる。これだけで印象が変わります
- 目に力を入れすぎない。見開くと不自然になります
- 撮る直前に息を吐く。肩の力が抜けます
- 何か話しながら撮ってもらう。自然な表情が出ます
今日撮り直すなら
- 髪を整え、ひげを剃り、眉のはみ出た毛を処理する
- 外出時の服に着替える(無地、サイズが合っているもの)
- 昼間、窓に向かって立つ。または曇りの日に屋外へ
- スマホを目線の高さに置き、タイマーで20枚ほど撮る
- その中から、いちばん自然なものを選ぶ
30分あればできます。これで反応が変わらないなら、次は自己紹介文に手を入れてください。
服は、サイズがすべて
服装で損をしないために、いちばん効くのはサイズを合わせることです。ブランドでも値段でもありません。
男性の写真でよく見られるのは、次の3つです。
- 大きすぎる。肩の縫い目が二の腕まで落ちている、袖が手の甲にかかっている。体格が実際より大きく、だらしなく見えます
- 小さすぎる。ボタンが引っ張られている、袖がつっている。無理をしている印象になります
- 丈が長い。シャツの裾が股下まで来ていると、脚が短く見えます
確認する場所は3つだけです。肩の縫い目が肩の先に来ているか、袖は手首の骨にかかるくらいか、裾は股下の少し上か。この3点が合っていれば、量販店の数千円のシャツでも十分に見えます。
色は、白・紺・グレーから選んでください。顔うつりがよく、清潔感が出ます。避けたいのは、大きな柄物、ロゴが目立つTシャツ、光沢のある素材。写真では実物より主張が強く出るためです。
しわの寄ったシャツは、画面越しでもはっきり分かります。襟と肩と胸元——写真に写る範囲だけでもアイロンをかけてください。5分の作業で、印象がひとつ上がります。
顔まわりの3点を整える
「清潔感」という言葉は曖昧ですが、写真に限れば3か所に集約できます。ここを整えるだけで、同じ顔でも別人のように見えます。
1. 髪。伸びかけがいちばん印象を落とします。撮影の3日前から1週間前に切っておくと、なじんだ状態で撮れます。前髪が目にかかっていないか、後頭部が膨らんでいないかを確認してください。婚活向けの髪型で具体的に扱っています。
2. 眉。手を入れていない眉は、それだけで野暮ったく見えます。整えるといっても、細くする必要はありません。眉間のむだ毛を抜き、上下のはみ出しを短く切りそろえるだけで十分です。眉の整え方に手順があります。
3. 髭と肌。青みが残る剃り跡は、写真では特に目立ちます。撮影当日の朝に剃るか、恒常的に気になるなら脱毛という選択肢もあります(髭脱毛について)。肌の赤みやテカリは、撮影前に洗顔してあぶら取り紙を使うだけでも変わります。
この3点は、加工では埋められません。加工で肌を滑らかにしても、伸びた髪と整っていない眉はそのまま残ります。順番としては、まず整える。撮るのはそのあとです。
姿勢と角度で、写り方が変わる
同じ人でも、立ち方だけで印象が変わります。撮る直前に意識するのは4つです。
- あごを少し引き、前に出す。引くだけだと二重あごになります。「引いてから、わずかに前へ」が正解です
- 体は正面ではなく、斜め45度。正面を向くと肩幅が強調され、証明写真のようになります。体を斜めにして顔だけカメラへ向けると、自然な立体感が出ます
- 肩を一度上げて、落とす。力が抜け、首が長く見えます
- 手の置き場を決める。だらりと下げると所在なく見えます。ポケットに軽く入れる、カップを持つ、何かに軽く手をかける。持ち物があると、手の処理に困りません
カメラの位置は、目の高さかやや上。下から撮ると威圧的に写り、上から撮りすぎると幼く見えます。目の高さから5〜10cm上、が無難です。
表情については、「笑おう」とするより「息を吐く」ほうがうまくいきます。撮る直前に軽く息を吐くと、力みが抜けます。口角は、上げようと意識するより、歯を軽く見せるくらいを目安にしてください。
1時間で撮り直す段取り
思い立った日に済ませられるよう、手順にしておきます。合計で1時間ほどです。
【前日】髪を切る、眉を整える(30分)
当日ではなく前日までに。切りたてすぎると馴染みません。
【当日・撮影の1時間前】シャツにアイロン、髭を剃る、洗顔(15分)
着る服を2〜3着用意して、ハンガーにかけておきます。
【撮影・20分】
窓際か屋外で、アウトカメラ+セルフタイマー10秒。1着につき20〜30枚。立ち位置と角度を少しずつ変えながら撮ります。真顔、微笑、歯を見せた笑顔を、それぞれ撮っておいてください。
【選定・15分】
その場では選ばず、いったん置きます。翌日、あるいは知人に見てもらって決めます。基準は「話しかけやすそうか」です。
【差し替え・5分】
メイン1枚とサブ2〜4枚を入れ替えます。全部を一度に変えず、まず1枚目だけ変えて反応を見るのも有効です。何が効いたか分かります。
載せる順番で、印象は作れる
写真は複数枚あるので、並べ方にも意味があります。順番を意識している人は少ないので、ここは差がつきやすい部分です。
1枚目は、顔がはっきり分かる上半身。ここで判断されます。背景がごちゃついているもの、遠すぎるもの、サングラスや帽子で顔が隠れているものは避けてください。
2枚目は、全身。体型を隠さないでください。隠すと、会う段階で必ず警戒されます。むしろ載せておいたほうが、会ったあとが楽になります。
3枚目以降で、生活が見えるもの。趣味、旅先、作った料理、行った店。ここにプロフィール文と一致する内容を置くと、書いていることが本当だと伝わります。「料理をします」と書いてあって、実際に作った料理の写真があれば、それだけで信頼が生まれます。
入れないほうがいいもの。車やバイクだけの写真、高級店や時計を強調した写真、上半身裸の写真、大人数での写真(どれが本人か分かりません)。いずれも、意図とは違う印象を与えがちです。
最後にひとつ。写真を変えても、すぐには結果が出ません。1〜2週間は様子を見てください。日ごとの増減に一喜一憂すると疲れます。マッチングしないときの見直し方もあわせてご覧ください。
人に選んでもらうときの、頼み方
「自分では選べない」とお伝えしましたが、頼み方にもコツがあります。聞き方を間違えると、役に立つ答えが返ってきません。
効かない聞き方
- 「どれがいい?」——気を遣って「どれもいいよ」で終わります
- 「これ、どう思う?」——否定しづらい聞き方です
- 「かっこよく撮れてる?」——顔の評価を求める形になり、相手が答えにくい
効く聞き方
- 「どれがいちばん話しかけやすそう?」——顔の良し悪しではなく、印象を聞く形です
- 「この中で、1枚だけ消すならどれ?」——選ばせるより、外させるほうが本音が出ます
- 「初対面だとしたら、どんな人に見える?」——写真から伝わる人物像が分かります
- 「服とか髪で、直したほうがいいところある?」——具体的な指摘を引き出せます
頼む相手
- できれば異性に。同性とは、見ている場所が違います
- 3人に見せて、2人以上が選んだものを使う
- 正直に言ってくれる人を選ぶ。気を遣う相手だと、意味がありません
頼める人がいない場合は、1週間置いてから見返してください。時間を空けると、他人の目に近づきます。撮ったその日に選ぶのが、いちばん判断を誤ります。
体型・年代に合わせた、写真の選び方
同じ撮り方でも、体型や年代によって、効く角度が違います。
体格がしっかりしている場合
- 正面ではなく、斜め45度。正面は幅が強調されます
- カメラは目の高さより少し上から
- 濃い色の服。紺、チャコール、深いグレー
- サイズを合わせる。大きめの服は、体積を増して見せます
細身の場合
- 厚みのある素材の服。ニット、ジャケット
- 明るい色も使える
- 背景を明るくしすぎない。体の線が細く見えすぎます
30代後半以降の場合
- やわらかい光で撮る。強い光は、しわや影を強調します
- 笑顔の写真を必ず入れる。真顔だけだと、険しく見えることがあります
- 髪と眉を、必ず整えてから。年代が上がるほど、ここの差が出ます
- 若作りをしない。年相応の落ち着きは、同年代にとっては魅力です
共通して効くこと
姿勢です。背中が丸まっていると、体型にかかわらず、実際より重く、疲れて見えます。撮る直前に、肩を一度上げて落とす。これだけで写り方が変わります。
体型そのものが気になる場合は体型が気になるときを、整える順番は見た目の整え方をご覧ください。ただし、写真の段階では服のサイズと姿勢でかなりの部分が決まります。
差し替えたあと、2週間の見方
写真を変えたら、効果の測り方を知っておいてください。
やること
- 変えるのは、1枚目だけ。複数を同時に変えると、何が効いたか分かりません
- 他は一切変えない。プロフィールも、送る相手の条件も、そのまま
- 同じ数を、同じ時間帯に送る
- 2週間の合計で比べる
見る数字
- 送った数に対する、成立した数
- 届いた「いいね」の数
日ごとの増減は、見ないでください。波があるので、判断できません。2週間の合計で、初めて比較になります。
判断
- 数字が上がった → その写真を残す
- 変わらない → 別の候補に差し替えて、もう2週間
- 3枚試して変わらない → 原因は写真ではありません。プロフィールか、送る相手の条件を見直してください
この検証に、6週間かかります。長く感じるかもしれませんが、ここで見つけた1枚は、その後ずっと使えます。先に投資する価値のある期間です。
よくある質問
スーツ姿の写真はどうですか?
加工アプリを使ってもいいですか?
友人に撮ってもらうのが恥ずかしいです。
写真館で撮ってもらうのは、やりすぎでしょうか?
体型に自信がなく、全身写真を載せたくありません。
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