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趣味欄の書き方|「映画鑑賞」で終わらせない

公開 2026.08.15 更新 2026.08.16

趣味欄は、会話のきっかけを作る場所です。「映画鑑賞」「音楽」で終わらせると、その役割を果たしません。書き方を少し変えるだけで、質問が来るようになります。

趣味欄の役割は「質問される」こと

趣味欄は、自分を格好よく見せる場所ではありません。相手が最初のメッセージで何を書けばいいか、その材料を提供する場所です。

「映画鑑賞」とだけ書かれていると、相手は「映画お好きなんですね」としか書けません。会話がそこで止まります。

書き換えの具体例

よくある書き方 質問されやすい書き方
映画鑑賞 週末に家で映画を見ます。最近見た中では『〇〇』がよかったです
読書 通勤中に本を読みます。ミステリーが多めですが、最近はエッセイも
音楽 年に数回ライブに行きます。去年は〇〇のツアーに行きました
カフェ巡り 週末はカフェで本を読んでいます。中央線沿いによく行きます
筋トレ 週2でジムに通っています。始めて1年で、ようやく習慣になりました
旅行 年に2回ほど国内旅行に。温泉より、街を歩くほうが好きです

ポイントは3つです。頻度(週末に、年2回)、固有名詞(作品名、地名)、始めた時期や続けている年数。このどれかが入っていれば、質問の余地が生まれます。

趣味がないと感じる場合

「趣味と呼べるものがない」という方は多いのですが、基準を上げすぎているだけのことがほとんどです。

これで構いません。大事なのは「何をしている時間が好きか」が伝わることであって、立派な趣味である必要はありません。むしろ、日常的な内容のほうが相手も返しやすくなります。

書かないほうがよいこと

書き方の公式

趣味欄は、4つの要素を並べるだけで完成します。順番も決まっています。

ジャンル + 頻度 + 最近の実例 + 一緒にできるか

たとえば「読書」なら、こうなります。

読書(ジャンル)。月に2〜3冊くらい(頻度)、最近は日本の小説をよく読みます。先日読んだ〇〇がおもしろかったです(実例)。おすすめがあれば教えてください(一緒にできるか)。

4つのうち、いちばん効くのは「実例」です。ここがあると、相手は「私も読みました」「どんな話ですか」と返せます。逆に、ジャンルだけでは何も返せません。

「一緒にできるか」も忘れないでください。「おすすめを教えてください」「一緒に行ける方だとうれしいです」。この一言があると、デートの提案につながります。趣味欄は、自己紹介の場所であると同時に、誘いの入口です。

ジャンル別の、書き換え例

よくある趣味を、そのまま使える形にしておきます。実例の部分だけ、自分のものに差し替えてください。

よくある書き方 直したあと
映画鑑賞 映画館で観るのが好きで、月に1〜2本。最近は邦画が多いです。一緒に行ける方だとうれしいです
音楽鑑賞 通勤中はずっと音楽を聴いています。年に何度かライブにも行きます。最近は〇〇をよく聴いています
料理 週末に作り置きをしています。得意なのは煮込み系で、最近はカレーを研究中です
旅行 年に2〜3回、国内を回っています。先月は金沢に行きました。次は東北に行きたいです
カフェ巡り 休日は喫茶店で本を読んでいることが多いです。落ち着いた古い店が好みです
スポーツ観戦 野球を見に行きます。球場の雰囲気が好きで、年に数回は足を運びます
散歩 休みの日は近所を1時間ほど歩いています。川沿いの道が気に入っています
筋トレ 週2回ジムに通っています。無理のない範囲で、5年ほど続いています
ゲーム 平日の夜に少しだけ。協力プレイのものが好きで、のんびり遊んでいます
ドラマ・配信 配信で海外ドラマを観ています。1話ずつ、寝る前に少しずつ進めるタイプです

右側は、どれも1〜2行です。長く書く必要はまったくありません。変えているのは、「頻度」と「最近の実例」を足しただけです。

趣味がないと感じる人の、棚卸し

「趣味と呼べるものがない」という方は多いのですが、ほとんどの場合、基準が高すぎるだけです。人に語れるほど詳しくなくても、続けていることであれば十分に趣味です。

次の質問に答えてみてください。ひとつでも埋まれば、書くことがあります。

そして、「これから始めたいこと」を書くのも有効です。「登山を始めたいと思っていて、道具を見ているところです」。誘いやすさという点では、すでに詳しい趣味より、むしろ効果的なことがあります。詳しい人には声をかけづらいものですが、これから始める人には「一緒にどうですか」と言いやすいのです。

書くときの注意点

趣味欄で損をしてしまう書き方があります。内容そのものではなく、書き方の問題です。

並べすぎない。「映画、音楽、読書、旅行、料理、スポーツ、カメラ」。多すぎると、どれも浅く見えます。3つまで、それぞれに実例をつけるほうが伝わります。

専門用語を使いすぎない。詳しい人ほど、つい専門的な言葉で書いてしまいます。相手が知らない言葉が並ぶと、話しかけづらくなります。その分野を知らない人でも分かる言葉に置き換えてください。

こだわりを強く出しすぎない。「〇〇以外は認めません」「にわかはお断り」。冗談のつもりでも、警戒されます。

お金のかかりすぎる趣味は、書き方を工夫する。書いてはいけないわけではありませんが、頻度や規模を添えると誤解が減ります。「年に1回だけ」「無理のない範囲で」の一言があると印象が変わります。

一人で完結する趣味ばかりにしない。ひとつでも「一緒にできること」を入れてください。散歩、食事、映画。相手が自分と過ごす場面を想像できるかどうかが、声をかけるかどうかを分けます。

趣味欄から、デートにつなげる

書き方を整えるいちばんの目的は、会う約束につなげることです。ここまでを意識して書くと、やりとりが一段階早く進みます。

相手の趣味欄から誘う場合。「〇〇がお好きとのことなので、よければ一緒にいかがですか」。プロフィールに書いてあることを理由にすれば、唐突になりません。

自分の趣味欄を使ってもらう場合。「一緒に行ける方だとうれしいです」と書いておけば、相手から誘ってもらえる余地が生まれます。

共通点がないときは、食べものに寄せる。趣味が合わなくても、食事は誰でもできます。「おいしいものを食べるのが好きです」の一文は、汎用性が高く、初回のデートにつながりやすい記述です。

初回に向いている場所と、避けたほうがいい場所については初デートの場所選びにまとめました。誘い方のタイミングは会うまでの期間をご覧ください。

趣味欄は、自分を飾る場所ではなく、相手に話しかける口実を渡す場所です。この視点で書き直すと、何を書くべきかがはっきりします。

共通点は、作ることができる

趣味欄の目的は、共通点を見つけてもらうことです。そして、共通点は「たまたま一致する」のを待つものではなく、作れます。

1. 幅の広いジャンルを、ひとつ入れる。食べもの、散歩、映画、音楽。誰でも何かしら重なるものを、意図的に入れておいてください。「登山」「クラシック音楽」だけだと、重なる人が限られます。

2. 「これから始めたいこと」を書く。すでに詳しい趣味より、誘いやすさという点では有利なことがあります。詳しい人には声をかけづらいものですが、これから始める人には「一緒にどうですか」と言えます。

3. 好きな理由を、一言添える。「静かな時間が好きで」「体を動かすと頭が整理されるので」。ジャンルが違っても、理由が重なれば共通点になります。

4. 苦手なことも、書いてよい。「人混みが苦手です」「お酒は飲みません」。これも共感の入口になります。同じように感じている人が反応します。

5. 季節や時期の話を入れる。「春は花見に行きます」「冬は家にこもりがちです」。会う口実につながります。

共通点は、深さより数です。ひとつ深く重なるより、浅くても3つ重なるほうが、会話は続きます。

趣味の話から、会う約束につなげる

書き方を整えたら、実際に会う話につなげるところまで持っていってください。流れがあります。

【やりとりの中で】

相手の趣味に触れて、「自分も興味がある」ことを伝える。

写真を撮られるんですね。自分も持ち歩いているんですが、いつも同じような写真になってしまって。
どういうところで撮られることが多いですか。

【共通点が見つかったら】

「一緒に」の形にする。

〇〇の展示、来月までやっているみたいですね。
もしよろしければ、一緒に行きませんか。

【共通点がない場合】

食べものに寄せてください。趣味が合わなくても、食事は誰でもできます。

和食がお好きとのことなので、よろしければ一度、ご飯でもいかがですか。

この流れの良いところは、誘う理由が自然にできることです。「会いませんか」と単独で言うより、「〇〇に興味があるので、一緒に」のほうが、断られにくく、断りやすい。お互いに気が楽です。

ただし、初回は趣味の場所を選ばないでください。展示や観劇は、話す時間が取れません。初回は昼のカフェで1時間。趣味の場所は、2回目以降に取っておくほうがうまくいきます(初デートの場所選び)。

書き終えたら、確認する4点

趣味欄を書いたら、次の4点を確認してください。

この4点のうち、2番目がいちばん効きます。実例があると、相手は「それ、私も好きです」「どんな感じでしたか」と返せます。

そして、季節が変わったら実例を差し替えてください。「先月は花見に行きました」が真冬に残っていると、古い印象を与えます。月に1回、この部分だけ書き換える。それで十分です。

更新した利用者を優先的に表示するアプリもあるので、この作業は無駄になりません。1分で終わって、表示順にも良い影響があります。

よくある質問

インドアな趣味しかありません。
問題ありません。同じような相手のほうが、生活のリズムも合います。無理にアウトドアを装うと、会ってから困ります。
ゲームは書かないほうがいいですか?
書いて構いません。避ける相手もいますが、共通の話題になる相手もいます。隠して後から知られるより、最初から書いておくほうが健全です。
いくつ書けばいいですか?
3つ程度を、それぞれ1〜2行で書くのが適量です。
相手に合わせて、趣味を書き足してもいいですか?
やめてください。会ったときに話が続かず、すぐに分かります。合わせるのではなく、「興味はあります」と正直に書くほうが誠実で、しかも誘いやすくなります。「やったことはないのですが、気になっています」で十分です。
趣味が特殊で、引かれないか心配です。
隠すより、書き方を調整してください。専門用語を避け、頻度を添え、「詳しくない方にも楽しめます」と一言足す。それでも合わない人は、もともと合わない相手です。隠して交際が始まると、あとで続けられなくなります。最初に書いておくほうが、結果的に楽です。

監修

結 太朗 /縁結び士・エンムス プロデューサー

監修日:2026-08-15

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